2009/10/01(木)06:20
効率的な順番
ワールドニュースレポートでBBC英国の増税の話でした。
有る所、持ってる方に出してもらう趣旨の、
高額一戸建てに住んでる人を対象に課税額を引き上げる話でした。ニュースの内容では今までが安すぎたようで、
平均的な一般庶民の一戸建てと何十倍も有る一戸建てと、
同じ税額なのがそもそも間違っていると言うアナウンスでした。英国は増税ラッシュで、タバコがもの凄い額になってるようです。
喫煙事情のレポートで「まあ・一本」が出来なくなったとの事です。
アメリカでもビルの外で吸っているとホームレスが恵んでくれと言ってきて、
昔は気にならなかったのが今は貴重な一本だと言ってました。
ちなみに新聞紙面によると1本だけ箱に入れて空箱を見せるのだそうです。
その瞬間、「チッ」って舌打ちされるのがいつもの風景なのだそうです。英国はかつて当時のサッチャー首相が、
「金持ち全員から税金を取って貧乏にしても
貧乏人は金持ちにならない」と言うコメントがありまして、
日本を売ったと言われても仕方の無い竹中教授の座右の銘です。富の配分からしても明白すぎてアホらしいのですが、
不当に安すぎる税金もやはり罪作りの側面が有るのも事実でしょう。
やはり払える方々に払っていただくのは自明の理でして、
直間比率が間接税に寄りかかり過ぎるのも国が歪みます。結局丁度良い値をひねり出すのが政治の役目なのですが、
個人的にはお金持ちにもう少し無理をしてもらいたい気がします。しかしながら副作用としてお金持ちが移住してしまう現象も報告されています。
お金持ちならではの考え方で昔からの税を巡る出来事でよくあります。
ですので逃げられない者から取るというのは簡単なのかも知れません。
この事は国際的な取り決めでも出来ない限り止められませんが、
富裕層が重税になる累進課税は今こそ必要だと英断を下せる政府を期待します。
消費税の前に存在していた物品税は高額商品ほど税率が高く、
お金持ちの所有感に寄与していましたので消費税も一律見直しがよろしいかと。