2009/10/12(月)20:34
色々なこれから
NHK総合放送で、日本のこれからと言う番組とNスペを放送していました。
視聴者参加型の意見交換の番組で色んな議題で今までも何度も放送しています。
世論をいい感じで表現するような趣旨だと思われますが、
ディペート型にありがちな言った者勝ちにならないようになってるようです。賛否両論の意見はどちらの意見も至極もっともですが、
注意したいのが体験談を楯に話されるとそれで終わってしまいます。
一つのモデルケースとして話してまとめるような意見だと聞き応えがあります。今回は民主党政権になっての国のこれからの話という事で、
民主党が直面する官僚の使い方を巡っての話でした。
ゲスト出演の勝間和代さんがおっしゃっていましたが、
公的機関が一から十まで管理するとその産業はダメになるとの事でした。
分らなくも有りませんし、日本ほどの物造り国家において、
工業製品の世界規格がもの凄く少ない事が物語っています。無駄遣いを無くす事を反対する人はいない筈ですし、
この国のシステムの一部として無駄使いが半ば当たり前の業界も存在します。
私の仕事でもっとも分りやすいのが車検のシステムです。有り体に言えば国家による税金と保険料の集金システムです。
集金では巧く行きそうに無いので車輌の点検をしてやろうと言う事です。
ですので集金が終わったら当該車輌がどうなっても関係有りません。で、この車検のシステムが仮に無くなったら、これはこれで困ります。
やっていけなくなる自動車工場が大量に出ますしバイクもかなり困る事は必至です。
しかし、そもそも車検がない自転車屋さんは昔から営業していますので、
そう考えると全くのゼロにはなら無いはずですが、業界は猛反対をする事でしょう。結局自分の身に降り掛かってこない限り真剣に考えることは無く、
その時は既に時間切れになっている事ばかりなのが実情です。日本の場合、長年の馴れ合いが産業を衰退させてるのかも知れません。
無駄遣いに色んな所がぶら下がってるのが現状ですので、
情報公開と教育の改革といういつもの結論で終わってしまいます。
秋の時間を posted by (C)違いがわかる男