2009/10/25(日)19:07
当事者意識
先ごろ羽田空港を国内のハブ空港にすると前原国交相が言いました。
この狭い島国に90を数える空港があってハブと呼べる空港が無いのが日本です。
言うまでも無く長年政権を担当してきた政党の数々の失策の一つです。で、何とかしなければいけない訳での発言であり当然の話です。
しかし誰が見ても羽田も成田も中途半端ですし、問題山積です。
利用者としてはどちらがハブでも構いませんし今のままでも構いません。従来は国と国とが相談して行き来をする会社や便数を決めていましたが、
最近では空港と航空会社が話し合うケースが増えました。
これにより国の仕事は減りますので邪魔をしないように引っ込むのが理想です。問題は航空会社や国の問題であり、利用者を縛る話では無いので、
ハブ化したらこんなに良いことが有ると説明する必要がありそうです。
同時に直ぐ潰しても問題の無い空港はドンドン潰して、
中心のハブを決めて延びる航空網を強硬な物に変えないとハブが支えられません。島国で有る以上、離島も多く赤字でも残さなければならない空港もあります。
しかし石見空港のように存在理由すら分らない物も多く有るのが実情です。
空港行政と言うには実にお粗末でダム同様、公共工事のための事業です。空港の利用価値を高めて存続させるのか、廃止するのか決めなければなりません。
今までやってこなかったので一気にツケが回ってきました。
オマケに日本航空の行く末も暗く思い切った方策が必要になりそうです。
この会社も知れば知るほど今まで良く持っていたと感心します。
元々国が関与してきた企業で高度成長路線を下敷きにしている経営内容です。
現在日航だけが航空会社なら再建も可能でしょうが、
どう考えても競争に負けっぱなしで、これから大逆転は考えにくいのが実情です。まるでGMを見ているような気分になる日本航空もリセットが必要なようで、
その瞬間に吹っ飛ぶ空港や会社、団体も有るのでしょうが、
ここは上手に操縦していただいて何とか着陸できる形にもって行きましょう。
季節の色に posted by (C)違いがわかる男