衆院選の補選が行われて自民党の町村氏が返り咲きました。
比例復活からのリセット当選でしたので思惑の通りでしょう。
氏をして「これが民意だ」と言わしめましたが、
いつもは民主党の候補の決まり文句でしたので、
すっかり野党慣れしてきたようで、実に良いことです。
フランスでは支持率急降下の向かい風の中で、
サルコジ大統領は議会と共に年金改正法案を通すようです。
既に報道などでもご存知の方も多いと思いますが、
この年金改正法案に高校生も反対デモを繰り広げました。
改正案の受給年齢が60歳から62歳に引き上げられて
自分たちの世代になれば70歳になってしまうと強引に心配しています。
強引ですが、民意とすればこちらの方が数段正しくて、
何より投票年齢に達していなくても論陣を張り行動するのは間違っていません。
国家的な体質であり民主主義の体現国家として揺るぎ無い存在です。
アメリカのティーパーティといい、実に民主主義の草の根が機能しています。
もちろん暴走気味であったり相手が気に入らないと言うだけの攻撃だったり、
いささか理解不能な事も有りますが民主主義の象徴の一つではあります。
それにしてもフランスの年金は改正されても諸外国から見れば羨ましいような内容で、
働く事を生きがいに思う民族からは夢のような年金制度です。
言うまでも無く制度を支えるために消費税なども20%以上だったりしますが、
社会保障制度として底抜けや横穴が開いていない事を示しています。
色んなデモがありますが1番ヤバイ国が1番大人しいのが日本事情です。