中々すんなり暖かくなりませんで、高値で張り付いた灯油を燃やし続けています。
クウェートが震災支援として原油を500万バレル無償供与してくれるそうです。
価格にして450億円だそうでして実にありがたい話で産油国ならではの温情です。
この500万バレルは日本の数日間の消費に相当するそうで、
ありがたさと同時になんとも凄い消費量なのだとあらためて感じます。
ざっと200億円分の燃料を日ごとに消費している訳ですので、
やはり代替エネルギーの開発は急がれますし、
この政策である程度の雇用を喚起できる仕組みも期待されます。
100億円ポンと寄付して存在感を高めた孫氏が、
10億円を元手に原発に頼らないエネルギー開発の財団を立ち上げました。
深読みは置いておいて、ここは素直に額面通りに考えるとして、
氏の構想はソーラーパネルのベルト地帯など、自然エネルギーが基本です。
近々の問題として夏場の電気需要に対応しなければなりません。
西日本はともかく首都機能がダウンしないために必至でがんばって、
深夜電力を駆使して何とか間に合わせると言う話ですが、
そういうことなら、そもそも原発が要らないのでは?と突っ込まれそうです
実際問題、必要ないかも知れません。
孫氏のプロジェクトだけではなく、これからは、
個人や企業でも自家発電は勢いを増す可能性があります。
その辺りの勢いも含めた電気需要のバランスが、
何年か先には原子力に頼らない需要をまかなう可能性があります。
孫氏の財団が中核をなすとは思えませんが、
既に原子力は費用対効果からすればランク外になった気がします。
今年の瑠璃光寺です。