週明けから寒くて雪の日が続く予報が出ています。
毎年の事なのですが、凌ぐのが辛く厳しくなっていきます。
オリンパスの上場維持は3年間の執行猶予という形になり、
3年以内に風通しの良い企業として刷新される事が命じられました。
多分問題なくクリアできると思いますし、内視鏡が更にがんばるはずですが、
問題はイメージングと呼ばれるカメラ部門でして、
この部門が脚を引っ張るようでは話しになりませんが、
銀行筋や提携が行われた場合は身売りする事も十分考えられます。
先ごろ、連邦破産法の11条、いわゆる民事再生法に値するを申請した、
コダックを巡る話がかなり興味深く、企業や産業のマイルストーンになりそうです。
簡単に整理して消えて無くなる訳ではなさそうで刷新される可能性も考えられます。
世界初のデジタルカメラを作っておきながら、
コアビジネスのフィルム販売の妨げになるとして、
企業の姿勢としてフィルムに偏りすぎたというのが解になりそうですが、
この事はコダックならずとも大いにありえる話でして、
ビジネスとして古くて新しい課題であり続ける話です。
デジタルは発表された時が技術は底で価格は天井でして、
性能は上がり続け、値段は下がり続けデフレが加速します。
機能は増え、軽く小さくなり、エネルギー消費も少なくなります。
ですので、この筋書き以外のものは駆逐され忘れ去られます。
ソニーとパナソニックはTV製作が重荷になりつつあります。
世界中の様々なメーカーの部品で構成されていますので、
故障しても技術で直せる物ではなくなって本当の消耗品です。
いずれPCもディスクHDレコーダーも似たような存在になりそうです。
元には戻せませんので一方的に海外から国産銘の輸入品が増えていきます。
コダックのような大規模ではなく少しずつ国内産業が磨り減る気がします。
しかし、政情不安もありませんし、他国に比べれば非常に安全な国ですので、
TPPが最後のビジネスチャンスと考えて腹をくくる頃合だと考えます。