マダマダ蝉の声もそこかしこで聞くことが出来ますが、
ヒグラシの鳴き声が終わった感じで、残暑がゆっくり引いていく感じです。
日経新聞の中ほどに我が国が調達するレアアースが、
最近では中国からの輸入が5割を切ったと載っていました。
前回の尖閣諸島での事件に絡みレアアースの輸出が絞られ、
我が国だけではなく、かなりの国の生産現場に影響が出ました。
その事を教訓にあらゆる国から輸入する手段を探し、
リサイクルやレアアースを必要としない製造を目指したりしていますので、
中国がドンドン値上げをしても対応可能な構造に出来れば理想です。
北京オリンピック後にチャイナリスクという言葉が良く用いられるようになり、
文字通り中国との付き合いをリスクと秤に掛けて考えると言う事です。
これから中国本土へ進出する企業は考えにくいと思いますし、
進出している企業も生産拠点を中国本土からの撤退が現実的になります。
実際、なりふり構わない国や個人の振る舞いは目に余ることが多く、
我が国のバブルの頃もあんな感じだったかなと思いますが、
やはり勢いは誰にも止められそうにありません。
アメリカの警戒も日本以上でして、
このままの勢いなら、GDPで10年以内にアメリカを抜き、
今までの様々なルールが中国に取って代わるとアメリカはどうなる?
と言う警戒モード全開のコメントもありまして、うなずける気がします。
ユーロ危機がこの流れを加速するか、
中国の行く末が世界レベルで影響しそうです。