2013/02/24(日)19:31
くらしの明日
毎日新聞の中ほどに反貧困ネットワークの湯浅誠氏のオピニオンコラムがあります。
民主党政権時代に内閣参与として弱者目線での政策の旗振り役を務めました。実に聡明な方で、発言は尽く分かり易く本質に迫りまして、
私より遥かにお若い方ですが、社会人の見本のような人物です。で、コラムの内容を紹介したいのですがURLが見当たりませんので、
私が覚えている内容と解釈を並べますれば、
交通事故などで発生する賠償金には逸失利益という勘定があって、
被害者が事故に遭わずに生存していたら当然有るであろう受益を、
計算し、支払う勘定のやり方を生産科目としてみるとして、昨年度は全国で自殺者の人数が減り、対策が功を奏したとして、
生産勘定に置き換えると2000億円の利益が上がったと言って良い。
と言う内容のコラムでして、なるほど、まさしくその通りでしょう。こういった対策事業は目に見えて来ませんので訴求力が弱く、
理解しようとしない人には無駄の極みにしか思えませんで、
現代社会にとって、生活環境をマイナスから引き上げる作業でして、
上乗せは派手で注目を集めますが、
ゼロを境に引き上げるのはエネルギーと才覚が必要になります。カウンセラーや指導相談ができる人材や窓口があっての景気の浮揚なのですが、
輸出や金融を根幹で支える存在なのだと知るべきなのですが、
皆さんご存知の通り、我が国ではまずありえない社会常識のようです。生活弱者の中には不届き者も居たりしますが、
不届き者はどのようなシステムにも存在しますし、
権力や資力を持つと破壊力は凄まじくより多く傷つく者が出てしまいます。景気浮揚、我が国の交際的な価値の向上のためにも、
モラルハザードの守護にあたる人材の確保と保護を願いたく思います。