私のキャラバンが黄砂やその他もろもろもあって随分と埃っぽくなったので、
洗車機に掛けて、実にさっぱりしまして、春を迎える気分でしたが、
日曜日からは天気が崩れるとの事で、ちょっとガッカリです。
世界のドキュメンタリーを何本か見まして、
核融合の話が随分面白かったのですが、それにも増して、
ユーロの雄ドイツの気鋭の政党「海賊党」の内部事情リポートが抜群でした。
20代の若者を中心に3年前ぐらいから地方議会に進出し始めました。
我が国と対極を成すように若い有権者が既存の政党を見限っての政治参加です。
例によって保守派の冷たい目線をあざ笑うかのように躍進しています。
で、躍進しすぎて規模が膨らみすぎ地に足が着いていない状態になりました。
地方経済や地域住民の意見を吸い上げる事は見事で、
ネットを駆使して、原則公開することで既成政党との違いがハッキリしてます。
番組では出てきませんでしたが、煙たがる存在も少なからずあるでしょうし、
若い彼らの服装やしぐさ、振る舞いは支持される努力を放棄しています。
多分、我が国ほど利権や縛りが少なくて、
EUの地方議会の多くが名誉職のような存在で、
利権まみれの我が国に比べればボランティアに近い存在なのでしょう。
海賊党としては拡大を続ける上で国政に打って出る事になります。
財政・外交・エネルギー・軍事など海賊党にはいささか荷が重くなり、
選挙では5%の票を集めきれず大敗してしまいましたが、
緑の党のような存在になりそうですし、名前もいずれ見直す事もあるでしょうから、
ワールドニュースあたりで政党として存在感が出る事を楽しみにしましょう。
それにしても20代の若者の政治参加意欲は国の勢いを良く表しています。
自分たちの事として真剣に取り組む姿勢が羨ましく感じました。