次は500だ

日曜日にアメリカのモータースポーツの最高峰インディカーシリーズで、 参戦中の佐藤琢磨選手が日本人として初優勝しました。 我が国ではあまり馴染みのないレースカテゴリーですが、 新聞紙面でも比較的大きめに報じられていました。インディといえばシリーズのハイライトにして名前の通り、 インディアナポリスでの500マイルレースが超有名で、 500マイルで勝ってシリーズチャンピオンならパーフェークトです。今回、優勝したレースは市街地コースで、 通常のサーキットのように右に左に縫うように走る訳でして、 インディカートシリーズの真骨頂はなんと言ってもオーバルコースでして、 運動場のトラックを大きくして思いっきりバンクを付けて延々走ります。いかにもアメリカらしい大味で分かり易く迫力満点のレースでして、 インディシリーズの中でも500マイルは衛星放送での生中継が有ったりします。 オーバルレースはインディだけではなく3コースはあるはずで、 ハイスピードオーバルやショートオーバルのコースもあります。Ｆ１と比較される事が多いインディーカーですが、 オープンホイールフォーミュラーの双璧でして、 たまに海外に出ますが基本、アメリカ国内のインディと、 インターナショナルなＦ１との違いのようなものと思っていいでしょう。燃料が違ったりＦ１はオーバルコースを走らなかったりする違いはありますが、 佐藤選手以外にもインディはホンダのエンジンがトップパフォーマンスで、 あと2年後にはホンダは再度エンジン供給でＦ１に復帰する予定です。気が早いのですが、佐藤選手のインディでの勝利やシーズンチャンピオンや、 ホンダのＦ１復帰後のマクラーレンとの再デビューが今から楽しみです。