Banteaysrey Hotel Diary
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昨日、仕事が終わっていつもどおり日本人経営のレストラン、モロッポー3へ向かう。そこで、コーラつきの「チーズバーガーセット」を頼んだ。2,3分してコーラがやってきた。だが、壮絶なストローとコーラに関係に終止符を打つ,、あっけない結末に、呆然とした。こ、これは、氷入りのコップではないですか!しかもストローが見事に氷入りのコップに突き刺さっている!かくして、この関係はモロッポー3では終わった・・・。(もしかしてモロッポーのかた、この日記読んでます?)
2005年08月05日
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カンボジアに限らず、東南アジアに広く見られる興味深い事例のひとつとして、ストローとコーラの関係が挙げられる。カンボジアにおける、このストローとコーラの関係は奥が深い。おそらく本に書けば、そこそこ売れるのではないかと思われる。今日はこのストローとコーラとの深い関係について、鋭い視点から洞察してみようと思う。まず、コーラはビンで頼めば、モロッポーカフェ3で2000リエル(50セント)だ。まあ、こんなものだ。しかし、コーラの缶を頼んではいけない。そう、缶ではなく、ビンを頼まなければ、この奥深い関係は始まらないのだ。その後、3分もしないうちに、ビンのコーラがやってくる。そのコーラのビンに、あるものが付いてくる。それがストローだ。このストロー、実に興味深い。これがビンのコーラだ。もれなくストローが付いてくる。ここまでではまだストローの奥深さについては知る由もない。このあたりから、悲劇は始まる・・・。続けてコーラを飲んでいると、あることに気づく。こ、これは・・・。ストローが、ビンの底まで届かない。これ以上飲めば、ストローではもはや飲めなくなるのだ。どうすればいいんだ~!もはやストローがコーラまで届かなくなる。なんとかしなければ!そこで無理やり飲もうとすると、ああっ!ストローが!。ストローが中に入ってしまった。このストローの無残な有様は見るに耐え兼ねない。こうなったらストローはもはや何の役にも立たない。無残なストローの様子に、哀愁すら漂う。このあと、ストローはどうすればいいのか?やはりストローを取り外し、飲むべきか、それともストローの今までの重要な役割に敬意を払って、ビンを斜めにしつつもストローで飲むべきか・・・。ストローとコーラの関係は、実に奥が深かった・・・。(わかる人しか受けないかも。)
2005年07月31日
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バンテアイスレイホテルのカンボジア人スタッフは今日ものんびりしていて、あまりストレスがないように見える。時々感じることがあるのだが、カンボジア人のほうが日本人より全体的に幸福なのではないか、と思うことがある。あの貧しいはずのカンボジア人が、あのリッチなはずの日本人より、である。確かに、カンボジア人は仕事がなかったり、給料が少なかったりして、ずいぶんと貧しいはずなのだが、カンボジア人が苦悩の末に自殺した、という話は日本ほど聞かない。もちろん、どうしようもなく貧しくて不幸な人もいるし、ポルポト政権下の圧政に苦しんだある人々は今もなおPTSDなどの障害が残る。カンボジア人は結婚式を挙げても籍を入れない人が多いので、簡単に離婚させられて路頭に迷う年取った女性も大勢いる。家庭内暴力も多いし、親の言うことを聞かない子どももいる。それでも、私が思うに、カンボジア人は全体的に見て、貧しくても幸福な(サバーイな)人たちに見えるのだ。少なくとも、日本人よりは、である。自分がそう思う理由については自分でもはっきりとは説明する根拠がまだ見い出せていないので、なんとなくそう思っているだけで、この考えは間違っているかもしれない。でも、日本人が失ってしまった何かをカンボジア人が持っているように思えてくることがある。このあたりはぜひ、長年カンボジアに暮らしている倉田さんの意見も聞いてみたい。私の意見では、あまり多くのことに縛られていない彼らの生活は、きわめてシンプル。さらに、仕事もきつくないし、対人関係で悩むこともそれほどない。将来のこともそれほど深く考えていない。それゆえに、思い煩いがほとんどないので、たとえ貧しくても、ストレスがない。おまけに、隣近所のほとんどの人が貧しいので、自分が貧しくても気にならない。しかも、貧しい、貧しいと言って、家でやることもなくごろごろしている人たちに限って、飢え死になどしない。(実際には飢え死にしそうな人もいます)つまりなんとかやっていけてるわけだ。そしてさらに重要なことに、多くのカンボジア人は暇だから家族と過ごす時間がとても長い。食事も一緒に食べている光景もよく目にする。だから家族の絆が強いように思える。これらを総合して考えると、カンボジア人は「日本人より幸福なんじゃない?」と思えてしまうのだ。まあそもそも日本人とカンボジア人を比較するのもナンセンスなんだけれど。ところで話は変わって、今日のシェムリアップの天気は曇りのち晴れで、雨が降らなかった。比較的涼しく、快適に過ごせた。そこで意を決し、夕方、アンコールワットの写真を撮りに行った。いつもは観光客がよく通る道を通ってアンコールワットをバイクで見に行くのだが、今日はあまり人が行かないルートで行くことにした。アンコールワットの横からの写真。この方向から写真を撮るのは初めてだ。今日は曇り空。アンコールワットの第三回廊への階段。急勾配で、上るのも下りるのも大変だ。帰る途中、アンコールワットのお堀のところにサル発見。午後6時ごろの夕日。2,3日ぶりに雲の合い間に夕日が見えた。
2005年07月29日
カンボジアでは色白な人は美しいとみなされる。彼らの考え方は19世紀のヨーロッパ貴族のようだ。たとえ30歳代でも、それほど顔立ちが端整でなくても、色が白かったら「美しい」と言われる。だからカンボジア人より色白の日本人は「美しい」ということになる。女性に限らず、男性でも色白ならかっこいいらしい。前もって言っておくが、私はその考えに影響されていて、毎日、日焼け止めを塗っているのではない。日中外出する時間が長い私にとっては日焼け止めは必要なのだ。外出するとき強力な紫外線を浴びるからだ。しかしある人は「日焼け止めなんて、お前は女か」と思ってばかにするかもしれない。もしこう考えるなら、日本人は認識不足だ。さらに言うと、この日差しの強いカンボジアでそういうことを言っているであれば、危険なことだと思う。そもそも、私は日に焼けるなら肌の色が白から小麦色になって美しくないから日焼け止めを塗るのではない。太陽光線を長期間、また大量に浴びた人は皮膚がんになる可能性が高くなるのだ。この点オーストラリアでは大々的にキャンペーンをしている。この国では政府が「帽子をかぶろう、日焼け止めを塗ろう」というスローガンを掲げ、太陽光線の危険に関する教育キャンペーンを行っているのだ。というのは、「オーストラリア国民の2人に1人は、生涯中にいずれかの皮膚がんになる」というデータが出ているのだ。確かに、オーストラリア人は白人が多いので、皮膚がんになりやすいといえる。しかし、カンボジアで戸外にいる時間が長い人が強力な紫外線に何も対処していないというのはあまりにも無頓着とも言えるかもしれない。この時期は雨期だ、といって紫外線を侮ってもならない。紫外線の85%は雲を透過するため、曇りの日でも紫外線対策は必要なのだ。カンボジア(特にアンコールワット)に来られることがあるなら、女性であろうと男性であろうと、帽子をかぶるなり、日焼け止めを塗るなり、長袖の服を着るなりして、最低限の紫外線対策はしておきたい。
2005年07月05日
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カンボジアビザは興味深い。「観光ビザ」と「ビジネスビザ」がある。どちらも空港、または国境で取得できる。「観光ビザ」の場合、30日有効で、その後1度だけ30日間延長できる。料金は20USドルだ。観光ビザで入ったらカンボジア滞在中にビジネスビザに変更することが出来ない。だから長期滞在したいなら、一度国外に出てビジネスビザを取る必要がある。「ビジネスビザ」を取得したら、30日有効だ。料金は25USドル。取得後、国外に出ることなくずっと延長できる。3ヶ月、6ヶ月、1年延長できる。1年延長する場合、270~280USドルほどかかる。このビジネスビザ、別に仕事を持っていなくても取得できる。働かなくても「ビジネスビザ」。なんか不思議。今日のシェムリアップの天気は1日中曇りだった。午後3時頃、強烈な風と雷。でも雨は少ししか降っていないし、あまり暑くもないのでよしとしよう。今日は部屋の掃除、洗濯で半日かかってしまった。毎週月曜日は掃除洗濯の日にしているのだ。それにしても時間がかかる。そもそもなぜか我が家の洗濯機の蛇口の水がちょろちょろしかでない。井戸水から引っ張っている水がにごっているのでさびで詰まってしまっているのだろう。あまり気にしていないが、洗濯時間がとても長い。50分かかるところが3時間かかっている。でもストレスにしないように心がけている。そもそもカンボジアはゆっくりとしか進まないときがある。道をバイクで走っていてもそうだ。車を運転しているカンボジア人の中には、意味もなく時速20キロくらいで走っている人がいる。後ろのひともゆっくり走らざるを得ない。日本だったら他の人の迷惑だ。カンボジアでも迷惑なんだが、気にしていらいらしてはいけない。いらいらしてもこちらがストレスになるだけだ。カンボジアの時間の流れに合わせて、その流れに逆らわない生活をすることにしている。でも効率は確かに悪い。そう、そういう国なのだ。日本のようなスピードや便利性、効率を求めてはいけないのだ。
2005年07月04日
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私が日本から持ってきたもので、お気に入りのものといえば、「ナショナルジオグラフィック日本語版」である。持ってくるのは大変だったが、持ってきて本当によかった。創刊前特別号から、1999年まではすべてそろっている。2000年から2003年も、何冊かある。この前日本に帰ったときにオークションで安く手に入れた。だが、輸送料が高い。船便にしたが、6000円かかった。それでも、この買い物は正解だった。私はテレビを見るのはニュースを見る程度にして、できるだけ文字を見るように心がけている。テレビばかり見ているのはよくないらしい。でも、カンボジアで日本人の楽しめる、質のいい娯楽を探すのは難しい。それに、カンボジアでは日本と違って休暇を取ることがとても大切だ。その点この本はとても気に入っている。うちの近所に住んでいる、トモコちゃんは日本語の文字に飢えていて、私がナショナルジオグラフィックを持っているというのでぜひ貸してほしいと言ってきた。彼女も楽しく読んでいるようだ。ところで、今日はカンボジア人の友人と部屋の壁の色ことで話し合いになった。来月からカンボジア人と共同で使うことになった、ある部屋は何色にしようか話し合っていた。私は薄い黄色なんかいいんじゃないかと話した。ナショナルジオグラフィックによると、黄色の部屋は集中力を増すらしいと書いてあったらからだ。それに壁の汚れも白よりは目立たなくなる。ところが、カンボジア人は部屋の色は白色がいいと言う。どうしても白色がいいらしい。黄色はだめだというのだ。理由は「カンボジア人は部屋の色は黄色を使わない」というのが理由だ。どうやらカンボジア人の家では部屋の色は黄色はありえないらしい。そこまでこだわるものかと思ったが、それが習慣だというので白色で賛成した。これもカンボジア人の習慣なので、カンボジアにいる限りは敬意を払って合わせるようにしたい。
2005年07月02日