嗚呼!哀愁の我が音楽人生

2022/04/12(火)21:38

初夏の陽気にバン練、そして花田さん。

LIVEレポ(123)

気温がぐんぐん上がってまるで初夏のような暖かさになった4月10日(日)。 我らThe Acceleratorsはスタジオ入り。16日のVoxx Gardens Circusでのライブに向けた最終調整です。 セットリストを固め、あとはひたすら音合わせ。熱量も上がって仕上がりも上々です。 ちょっと天気が心配ですが、お暇な方、どうぞ遊びにいらしてください。2年半ぶりの復活ステージ、14時くらいからです。どうぞお楽しみに。 バンド練習のあとは渋川市郊外のカフェレストランCasa Midoriへ。なんと花田裕之さんの弾き語りライブ"流れ"があるのです。ついに地元渋川に花田さんがやってきてくれました。嬉しい!情報をつかんでから早々に予約をしておりましたので(当日はSold Out)、至近で花田さんのライブを堪能させていただきました。 オープニングアクトはストレンジパイのマチさん。マチさんの歌声は伸びやかでよく響き渡ります。群馬最強のロックディーヴァだと思うなあ。素晴らしいヴォーカル。 そして花田さんです!写真はCasa MidoriのTwitterに掲載されたものを拝借いたしました。 花田さんを毎度観て思うことは、「どうしてあんなにカッコよく弾けるんだろう」ということ。あの弾き姿のカッコよさというのは、普通のギタリストにはどうしても出せないと思うのです。いろんなプロギタリスト、ロックンローラーを見てきましたが、抜群にカッコよいのです。そして当然のことながらプレイもかっこいい。言うのが馬鹿らしいけど上手い。地元で観られたという感激もあったし、途中休憩を挟まないワンステージ、後半にかけてグイグイと熱気を帯びてきて凄く良かった! さて本日。仕事から帰ってエフェクターのボードにちょっと手を加えました。私のエフェクターボードは実に単純なもので、100円ショップで買った木の板を土台に、エフェクターは耐震マットで貼り付けているだけのものです。耐震マットの粘着力もだんだんと弱くなって剝がれてきますし、特に最初の入力となるチューナーはギターから伸びてくるカールコードで引っ張られるため、すぐに曲がってしまいます。 なのでチューナーの四方にネジを打って固定してみました。実にいいかげんなものです(笑)これでいくらかマシになるでしょう。 それからFuzzの電池をチェッカーでみてみるとだいぶ弱くなっていましたので、電池交換。 さて〆はHurryの愛するアルバム100選です。 【63枚目】PRIMAL SCREAM / GIVE OUT BUT DON'T GIVE UP The Original Memphis Recordings (2018) もう40年近く音楽を聴き続けてくると、だんだんと新しい音源を聴いた時の感激度も弱くなってきます。だから余程のことがないと最近の新譜で「これは良い」と太鼓判を押せるアルバムには出会わなくなっているのが現状。そんな状況で、最近入手した中では最も良かったと思える盤がコレです。 もともとPRIMAL SCREAMの同タイトルアルバムは94年にリリースされています。 これはこれで名盤と思っていましたが、やはりそこは時代の先端を行くプライマルらしく、R&Rの原点に回帰するような音像を持ちながらも90年代のUKクラブカルチャーに寄ったアレンジが施されており、どことなく違和感も感じていたのが本音といったところ。 そもそもこのアルバムはバンドが渡米、メンフィス伝統のアーデントスタジオで、かの有名なマッスルショールズ・リズムセクションとレコーディングしたのですが、本国イギリスに戻ったところクリエイションのアラン・マッギーはお気に召さなかったようで、なんと勿体ないことにマッスルショールズの音源は差し替えられてしまったということです。 そして2018年、本来のマッスルショールズ・リズムセクションとのセッション音源が発掘され、オリジナル・メンフィス・レコーディングと銘打ってリリースされたのが本作。 もう最初から最後まで言葉にならないくらい「良い」です。まるで70年代のストーンズのアルバムを聴いているような錯覚に陥りますし、いやそれどころか、94年リリースバージョンはもういらないと思ってしまうくらいです。名曲#1 JAILBIRD、#2 ROCKSはさらに泥臭く、カッコよくロックしています。そこから続く全9曲、最後まで珠玉の出来映え。ボビー・ギレスビーも本作をいたく気に入っているらしいです。

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