シバマニ
さてさて、スリランカ日記です。ニゴンボと言う町で、当時お世話になった英語の先生のお家にアポなし訪問です先生の御主人が出てくれて家の中に招いてくれ先生のいるところに案内してくれた。ドキドキしながら御主人の後を追い、庭に出て離れの方へ先生はそこで生徒に英語を教えているところだった。まだ英語教えているんだー。変わらないな。と、先生はすぐあたしに気が付いてくれ「Oh, my god oh, my god 」と言って出てきてくれた。「シバマニ~(先生の名前)」ハグしながらちょっぴり泣いちゃったシバマニは授業をそっちのけ自習にさせてアタシを家の中に招いてくれた。「突然来てごめんなさい、レッスン大丈夫」「もう終わるところだったから大丈夫よ」あ~もう感激シバマニはちょうど自分の母親くらいの年齢の女性で、アタシにとってスリランカの母と勝手に思っています連絡しなかったのでいるかどうか不安だったんだけどよかった。どうやら最近までお葬式などで忙しかったみたい。「覚えてるpost office の近くの親戚の家。以前一緒に行ったわよね」懐かしい行ったどうやらそこに住んでいた親せきが亡くなったみたい。親戚と言えば「ブラウンズ(ホテル)のヘアサロンで働いていた親せきの女の子は元気ちょっとぽっちゃりしていた」以前スリランカに住んでた時、シバマニの紹介でそこでカラーカットをしてもらったことがあったので聞いた。カラーのトーンを上げすぎて金髪みたいになっちゃったっけしかもホテルの中に入っている美容室だから高かった(てか少しボラれたかも。彼女が経営者。)紫と黒の、なんかアナスイを連想させる内装のヘアサロンだった。「今はすごい太っちゃったわよー」とシバマニは両手をちょっと広げた。「えーそうなのー。彼女何歳だっけ?」「27よ。」「あれ若っ」そんなに若かったっけ?「今月の27日に結婚が決まっているのよ」「おぉおめでとう」「でもねーsa?chi?」声のトーンが下がった。ん?え?「じつは5日に亡くなったの。」「えなんで」「彼女swine flu になっちゃったの。」「swine fluスワインフルってなんだっけ…は豚インフルエンザ」当時(2010年12月)は日本でも、豚から人間に感染するインフルエンザとして流行っていた。えええーーーースリランカって島国だから病気とかなかなか流行しないのに…って思っていたのは昔のことだったのか急に不安になった。「え、も、もしかして今スリランカでswine flu 流行ってるの」「No no no sa?chi? 流行ってないわよ。」「じゃあなんで…どこで感染したの」若いのに…しかも結婚式直前って…かわいそすぎる。彼氏さんも。「わからないわ。彼女は結婚のためにあのヘアサロンを閉めたり結婚の準備に忙しくて、自分のケアを怠ったんじゃないかしら?」ケアを怠ったって…免疫力が下がっていたということかショックだった。 「マンゴー食べる?」「食べる」と娘のように甘えるその間改めておうちの中を見回す。シバマニの結婚式やお孫さんの写真が飾ってあったり外で犬を飼っていて、近づくと吠えられたり一般的な中流クラスのお家です。初めてココに来たけど、マンゴー剥いてくれたりセイロンティーを淹れてくれたりとなんか実家に帰ってきた気分(笑)日本からカップヌードルとかっぱえびせんとガーナチョコとお湯を注ぐだけのインスタントカフェオレ(健康を考えて微糖)をおみやげに。今思うとたいしたお土産じゃないなでも絶対これらはシバマニ好きなはず!シバマニは去年エジプトや中東を旅行したらしい。「えーすごい!」「でも遠くて疲れたわ。もうインドで十分だわ」と言っていた(笑)今や英語の生徒も80人近くいるらしく徐々に減らしていくわと言っていた。全然出かけられないし、体が持たないって。そうだよ、無理しないでね。最後に教室を見せてもらった。小人数だが、朝から夕方まで生徒を変えて教えている。一週間のスケジュール。生徒の名前と時間が書かれている。シバマニの字、懐かしい確かに名前を数えると80人近くいる日曜日もやってるの?大変だわ。別れ際、本当はランチにでも行きたかったわ、と言ってくれた。ほんとに。今度はちゃんと連絡します。そして名残惜しいけど帰りますシバマニは見えなくなるまで見送ってくれた。あれから全然連絡していないけど日本では3.11があったけど、心配してるかなぁ?今年はクリスマスカード送ろうかなぁ(実は毎年思ってはいるがやってない)まだ間に合うかなぁ?つづく。