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2010年06月24日
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井上ひさし絶筆1 
倉さんが文藝春秋の7月号を持ってきて、「井上ひさしさんの絶筆ノート全文掲載」が載っていたよとよこした。
井上ひさしさんは生前当店を贔屓にしてくださり、もう何年前かな、倉さんが来店してた時に井上さんが来店しもやしラーメンを食し倉さんが鳥取の出身と聞くや井上さんの奥さんが鳥取出身でと話が弾んだ時があり、井上さんは面白かったのでしょう、その後の私へのお便りに鳥取の彼にもよろしくと一筆あり、倉さんがこれを聞いて感激したという思い出がありました。

井上ひさし絶筆2
今でも残念でしょうがないがもっと長生きして欲しかったです。店に来ても気さくに私の
くだらないおしゃべりに話をあわせてくれて、逆に面白い話を聞かせてくれたのでした。
「吉里吉里国」の映画化の話をしたのが今でも忘れられません。

この闘病日記の中で「苦しいけれど、自分は作品の中で「たとえ人生が残り一日でも、どんなに苦しくても、人間は生きなきゃいけない。」と書いてきた。そう書いて以上は、自分の言葉に責任を取るために頑張らなきゃいけない」と自分を奮い立たせていたそうです。

これは別の雑誌での記事でしたが、井上ひさしさんは女優の岩下志摩さんが憧れでついに彼女と雑誌の対談が出来て、その時の夢心地を紹介してました。私も岩下志摩さんが大好きで、この次に店に来たら岩下志摩談義をして、恋愛談義も聞かせてもらいたいと会える日を期待してました。その話を出来ないのかと思うとくやしさがでてきます。

御冥福を祈ります。数多くの名作を残しておりますが、「花石物語」これを映画化して欲しかった。





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最終更新日  2010年06月25日 17時15分52秒
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