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テーマ:鉄道(21830)
カテゴリ:鉄道
加賀一の宮駅から南に、まだ線路が続いています。
87年4月29日に廃止された北陸鉄道金名(きんめい)線の廃線跡です。金名という名前は、金沢と名古屋を結ぼうという壮大な計画から来たものです。実際は、16.9km先の旧鳥越村内の白山下(はくさんした)までしか開通しませんでした。 いや、金名線はもともと白山下から北上する形で建設されたのでした。 白山を越えて、名古屋まで(当初の構想は郡上八幡まで)本当につなぐつもりがあったかどうかは???です。 開通以来、ずっとローカル線で乗客も少なかった金名線。ほとんど鳥越村の中だけを走っているので仕方ないでしょう。 年表をひも解くと、 1970年4月1日、昼間時間帯の列車運行休止。朝夕のみの運転に。 71年10月11日、貨物営業廃止。 83年10月31日、大日川橋梁破損のため大日川-白山下間が不通に。 84年3月11日、大日川-白山下間復旧。 84年12月12日、手取川橋梁に危険個所が見つかり、全線休止。 87年4月29日、復活することなく廃止。 細々と続いてはきたけれど、70年代に廃止されていてもおかしくない路線なのでした。 さびたレールは、加賀一の宮から南に100mばかり続いています。架線柱も残っています。 足元に小川があります。橋も残っています。「この鉄橋、渡れるかな」。おっかなびっくり渡ってみたけれど、大丈夫でした。下に川が見えると怖いです。 レールは藪の中に消え、架線柱もここまで。藪は無理なので迂回しないといけませんが、ここから先に進むにはちょっと時間が足りません。キャニオンロードという自転車専用道が整備されているようなので、じっくりとたどってみたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月08日 12時24分38秒
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