5年ぶり源右衛門祭
八千代市の「第20回源右衛門祭」が13、14日、5年ぶりに新川沿いの八千代総合運動公園多目的広場で開催されました。源右衛門とは、染谷源右衛門(そめや・げんえもん)。江戸時代中期(18世紀前半)の平戸村(現在の八千代市平戸)の名主で、印旛沼を干拓し、検見川まで水路を開いて東京湾に水を流す工事を行いました。享保9年(1724)、幕府の許可を得て工事は始まりましたが資金が底を尽き源右衛門も破産したため断念しています。その後、田沼意次や水野忠邦の時代にも工事はありましたが、水路がつながったのは戦後になってからです。源右衛門の人形が、お祭りのスペースの一角にあります。八千代市内のお祭りのたびに出てくる源右衛門鍋。直径2mの大鍋です。 もちぶた炙りチャーシューバージョンとん汁は、全国鍋グランプリで2度優勝(15、17年)して殿堂入りした名物料理です。おいしい。場内には多数売店が出店。 地元の人たちの演奏会も行われました。 子供はじゃがバター明太子入りと、かき氷を食べました。新川沿いの桜もまだ残り、散策にはちょうど良い日和でした。