映画「身代わり忠臣蔵」
最近の若い人の半分は忠臣蔵を知らないらしい。仇討ちとか忠義とか面白い話でもないし、やたらとお金がかかるので最近映像化も少ない。この話はコメディーで、忠臣蔵を知らない人でも楽しめる。あり得ない話だけど、よくできていて予想以上に爆笑ものだった。以下ネタバレ注意。話は、忠臣蔵の討ち入りの前に、吉良上野介が浅野内匠頭から受けた傷がもとで死んでいた。よく似た弟をお家取り潰しを免れるために身代わりに立てた。大石内蔵助と吉良弟は吉原で飲み友達になった。こう書くとハチャメチャなストーリーなんだけど不思議に違和感は感じなかった。ムロツヨシ、永山瑛太、2人の演技力のたまものだろう。吉良の首を奪い合って赤穂浪士と吉良家がまるでラグビーのように戦うのが笑えた。マイナス点を探すと、いくらなんでも、柄本明の柳沢吉保が老け過ぎ。悪代官みたい。柳沢は忠臣蔵当時は45歳だった。 ☆☆☆☆☆