共産党アレルギー
10月31日の総選挙の結果は、自民は微減も絶対安定多数261を確保。安倍・菅政権への反発から逆風も予想された中、これは勝利と言ってもいい結果である。一方、野党第1党の立憲民主党は改選議席を減らした。これは、共産党と組んだ野党共闘が失敗に終わったことを意味する。国民の間の共産党への警戒感は根強い。維新は3倍増と躍進したのと対照的である。共産党と組むような野党は要らない、政権交代にふさわしくないという民意である。政権交代可能な2大政党を作りたいなら、保守でないとダメ。左派は切れ、ということ。立民の中にも自民や維新に考え方が近い人もいる。枝野幸男代表を辞めさせ、選択可能な政権構想を出さないといけない。岸田文雄首相はうまい具合に甘利明幹事長を切れた。甘利氏は幹事長にならなかったら小選挙区落選まではなかったかも。表向きは論功行賞というエサで幹事長にさせるが、甘利氏は元々選挙は弱くカネの問題で公明党の支持はもらえない。落選後は思い通りの人を幹事長に据える。岸田氏の目論見通りだとしたら、恐ろしい人だ。