西田敏行さん死去
最近、子供のころから親しんだ俳優、ミュージシャンなどの方が亡くなってショックを受けることが多い。俳優の西田敏行さんが17日、突然亡くなった。持病もあったし、近年車椅子に乗って座った状態の芝居ばかりではあったが、先週、映画「ドクターXファイナル」の会見に出てきたばかりで驚きを隠せない。76歳はまだ若い。緒形拳さん、原田芳雄さんも最後の舞台あいさつの直後に亡くなっている。最後に気力を振り絞って出て来て燃え尽きたのだろうか。西田さんといえば、まず小学生の時に見た「西遊記」の猪八戒でその存在を知り、NHK大河ドラマ「おんな太閤記」の秀吉役で大好きな俳優の一人になった。「もしもピアノが弾けたなら」をヒットさせ紅白歌合戦出演、大河ドラマは最多14作出演で主演4作、映画「釣りバカ日誌」は20作、「探偵ナイトスクープ」の局長は19年、「ドクターX」も10年以上出演。日本俳優連合の理事長を務め、故郷福島の震災復興にも尽力。三谷幸喜、宮藤官九郎、両脚本家から重用されるなど、最後まで現役だった。来年1月のドラマも決まっていたという。列挙していってもまだ足りない。とにかく唯一無二のすごい俳優だった。ご冥福をお祈りします。