久留里線末端部廃止へ
JR東日本は27日、千葉県の久留里線のうち末端部の久留里‐上総亀山間9.6kmの廃止の方針を表明した。87年に比べて乗客は9割減。営業係数(100円稼ぐのにかかる費用)は1万3580。かつて日本一の赤字線と言われた北海道の美幸線(85年廃止)が最大(83年)で4780だった。その3倍近い数字だ。時代は違うがこれは廃止も仕方ないかな。少子化、過疎化、物価高のトリプルパンチ。おまけに人手不足で運転士も足りない。久留里線はそもそも木原線(現いすみ鉄道)とつないで房総半島を縦断するはずだった。実現せず盲腸線になった。木原線の方は上総中野で小湊鉄道とくっついた。久留里線は昭和の赤字83線廃止からは外れたが、よく令和まで持ったものだ。青森の弘南鉄道大鰐線も廃止の方針が出ている。ローカル線は厳しい。