煌駕街道

任天堂の4─12月期営業利益、ＤＳ・Ｗｉｉ好調で前年比倍増


任天堂が２５日発表した２００６年４─１２月期の連結営業利益は、前年同期比約２倍の１６７６億円だった。携帯型ゲーム機「ニンテンドーＤＳ」がハード、ソフトとも世界的に販売好調だったほか、昨年末に発売した新型ゲーム機「Ｗｉｉ（ウィー）」の順調な滑り出しも寄与した。
　４─１２月期の売上高は前年同期比７２．８％増の７１２５億円、経常利益は同５０．５％増の２２０７億円、純利益は同４３．１％増の１３１９億円だった。「ニンテンドーＤＳ」が前年同期比倍増の１８８８万台を売り上げ、業績拡大に貢献。昨年１２月２日に発売した「Ｗｉｉ」も、ハードの販売台数が３１９万台だったほか、対応ソフトの売り上げも順調だった。
　大阪市内で会見した森仁洋専務は「（Ｗｉｉは）１月に入っても需要が順調。生産も軌道に乗ってきたので、３月末までの販売計画６００万台は達成できる見通しだ」と語った。Ｗｉｉの生産台数は、１─３月は月約１００万台を計画。森専務は、４月以降は「もう少し生産能力を上げる予定」という。
　０７年３月通期の連結営業利益見通しについては、１０日に上方修正を発表した際の前年比約２倍の１８５０億円とする従来予想を据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト１２人の予測平均値１８８０億円を下回っている。