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震災からひと月以上が経ちました。
いまだ余震が続き、原発事故も継続している最中ではありますが、そろそろブログを復活いたします。 復活にあたり、ガンダムエース 2011年5月号に掲載された「被災地にエールを送る『応援イラスト&メッセージ』」での福井晴敏さんのコメントがなかなか感動的であり、強く勇気づけられましたので、勝手ながらその一部を抜粋で掲載させていただきます。 -- このたびの東北関東大震災で、被害に遭われた方々には心よりお悔やみ、お見舞い申し上げます。 現在(三月十六日)、余震はいまだ終息しておらず、福島第一原発も予断を許さぬ状況が続いております。 (中略) 戦争も天災も理不尽なものです。思い出の詰まった家も、明日の予定も、一瞬のうちに奪い去ってしまう。 しかし我々人間は、過去にもこのような理不尽と対決し、ひとつひとつ克服しながらここまできました。 同じことをくり返しているように見えても、少しずつ前進していることは確かなのです。 希望は捨てないで……などというありきたりな言葉は、すべてを奪われた方々には響かぬことと思います。 だからこう言います。戦いましょう、と。 (中略) 戦い方は人それぞれです。復興支援に尽力する道もあれば、何事もなかった顔で日々の業務を粛々とこなし、「日常」を堅持するのも戦い方のひとつです。 虎哉さん、我々には筆がある。この悔しさ、無力感、やり場のない怒り、なにもかも呑み込んで創作の力に変えていこう。 おれたちは無力じゃない。どんなに打ちひしがれても「人間の可能性」を信じ、作品という形にし、同じ現実と戦っている誰かの背中をそっと後押しする。 フィクションには、そういう力が間違いなくあるのだから。 福井晴敏 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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