bukit bintangのブログ

2010/02/12(金)12:02

ベースメントの仕上げ-板材を染める

我が家改装-before & after(76)

久しぶりにDIYの話題である。我が家のベースメント(地下室)の半分を「デモリッション→枠組み→壁・床・天井張り→ペイント塗装」の段取りで、自力で改装した。その頃の日記はコチラから。残った仕事は細かい部分の仕上げである。もともと空間の中央にあったバーカウンターを完全に壊し、そこに新しいバーカウンターを作った。なにぶん予算が限られていたので、土台はホームセンターで売られているキッチンまたは洗面台用のキャビネットと、ダーリンが苦心して壁に角材を打ち付けて作ったクリーツ。その土台の上に、木目がきれいで安い板材を乗せた。そのままだと、見た目まったく安っぽくてジャンクな台である。そして、ここから先がぶっきぃの腕の見せどころ。ウッドステイン(wood stain)を使って無垢の木材を染めることになった。 これは、土台になっているキャビネットの裏面。薄いベニヤ板のようなものを染める。1. 無垢の状態。軽くサンドペーパーをかけるが、ツルツルにする必要なし。 2. 下地用剤(pre-stain wood conditioner)をまんべんなく塗り、15分くらい置くと細かいケバが立ち始める。これをサンドペーパーできれいに取り除き、布で塗装面を整える。 3. 木を染める塗料(wood finish)を塗る。15分くらい置いてから布で軽く面をこすり、塗料を木目に沁み込ませる。これを3度繰り返す(4~6時間間隔)。写真は1度塗っただけの状態。 4. 仕上げ用の保護剤(polycrylic protective finish)を塗る。しばらく置いてサンドペーパーをかけ、布で面を整える。これを2度繰り返す。最終のサンドペーパーは仕上専用のものを使う。基本的に爪にマニキュアを塗るのと同じような段取りである。この作業の前にも、ぶっきぃは何度かウッドステインを経験済みである。ぶっきぃの駄作をご紹介しよう。ベースメントの入り口のドア(左)。無垢の状態でホームセンターから買って来て、上とほぼ同じ工程で同系色に染め、取っ手を付けた。ベースメントへ降りる階段の手すり(右)。もともとこの家にあった古い手すり。前の塗装をサンドペーパーなどで丁寧に取り除き、染め直して金具を付けた。 ベースメントの梁(左上)。築60年ものの家の梁は既にくすんだ色だったが、軽くサンドペーパーをかけて染めてみた。梁を支える基礎用の鉄柱の周りをダーリンが木材で囲み、ぶっきぃが同系色で染めた。バーカウンターの天板(右下)。前に書いたように、普通の安い板材。色味の薄いウッドステインで染め、保護剤の処理を丁寧にすることで、それなりの天板に見える。天板の下に見える観音開きのキャビネットは、無垢の状態でホームセンターから買ってきたもの。これも染めて取っ手を付けた。ペイントでむら無く塗装するのも楽しいけれど、ぶっきぃはウッドステインで木目と相談しながら木を染める方が好き。次のプロジェクトは何にしようかな。ちなみに使用した塗料や保護剤などは全てminwax社のもの。 染料に使ったのは"English Chestnut" (濃い色)と"golden oak" (薄い色)。使用する木の種類などにより、出る色味が違うのも面白いよ。

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