ブルブルぶるがりあん

2006/10/13(金)02:41

映画「クラッシュ」観て考えた。

映画のお話(17)

かなり深い映画ですよ。 「人種差別」の。 ものすごく考えさせられました。 「人種差別」ってのは実際にあるのよ。 私もいろんなところでそれを実感して来た。 ブルガリアでだってもちろんあった。 でもおもしろい事にブルガリアでは 時と場所で自分のステップが上がったり下がったり。 否応無しの賞賛を浴びたり、 もろ差別的態度や言動を取られたり。 一度、ブルガリアの道端で とても品の良いおばあさんに指を指されて、 おばあさんは連れていた孫に向かって 「見なさい!あれが「ベトナム人」よ!!!」って教えてた。 「え?それって私の事?」 「違うんです、おばあさん、私はベトナム人ではありません。」 「人に指差すなんて、あんたいかれてるわよ!」 「孫になんてこと教えてるんだ!」 なんて考えがいっぱいいっぱい浮かんだんですが、 私はどれを声にだすべきか悩んで固まってしまいました。 どういえばよかったんでしょうか? あの人生ながく慎ましく生きて来たあのおばあさんに? ブルガリアの根深ーい差別意識を肌で感じた一瞬でした。 他にもいっぱーーーーいあるのよ。 でも全部書いてたらかなりディープになるし やめとこう。 でこの映画も「黒人が白人に白人が黒人に」みたいな.... 今でもアメリカ中部に.... だけじゃなくやっぱりちゃっかり アメリカ全土に染み付いてる意識を露呈してて、 すごく興味深かったです。 しかも差別意識だけでなく 「いい人が悪い人に悪い人がいい人に」 状況によってすごく転じてしまう人間の悲しいサガ。 なんかしみじみしてしまいましたよ。 いつまで何人だ。ってのが続くのかね。 はやく「地球人」になりたいね。 「地球人」といえば 映画「銀河ヒッチハイカーズ ガイド」って映画の冒頭で 「銀河系の宇宙空間に建設するバイバスに邪魔だから地球を除去します。 50年前に地球人には告知済み」 といってある日、地球が破壊されてしまうんですが。 ほんと地球上で「あんた何人だ!」って言ってる間に 「バイパス計画」が進んでたらどうするよ? っていいかげん気づくべきやね。

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