巣立ち
我が家のツバメたち。ず~っと静かで、下から見る限り何の動きもないようなので「ずいぶんのんびりだなあ~」と思っていたら…。なんともうとっくにヒナは孵っていてしかもかなり大きくなっていたことが判明。スズメの巣の場合、ヒナが産まれればそりゃあ~もううるさくて、親鳥が来る度に顔を突き出してピーピー餌をねだります。それをイメージしてたものだから、つい油断してました。ツバメは用心深い!近くの柱によじ登って覗き込むとヒナの姿は2羽。我々の顔が見えると、そ~っと自分の顔を引っ込める。その「そ~っと」さ加減が、いかにも用心してます!って感じで笑えます。もうこんなに大きくなってた!燕尾の長さは短めです。そして、ヒナの存在に気づいて間もなく巣立ちの時は訪れました。ヒナが巣のふちに上がっていると親鳥が周囲を飛び回って「ピピッ、ピピッ」と鳴いて、巣立ちを促します。でもなかなかヒナは動かない。こっちもつい力が入って子ども達と一緒に「頑張れ!頑張れ!」と応援。そこへ、通りかかったイズさん(夫)が「お~!ヒナおっきくなったんや~、どれどれ」と、無邪気に柱によじ登って巣を覗き込もうとした瞬間、ヒナはサッと飛び立ったのです!親鳥と一緒に辺りを飛び回るヒナ。風を切って、とても気持ち良さそう。。。よかったね~とみんなニコニコ。直接の巣立ちを促したイズさんもちょっと得意気?こうして1羽目の巣立ちを見届けた後いつのまにか2羽目もいなくなって巣は空っぽになりました。ちょっと寂しい気分もします。どんな生き物も、産まれて育って、やがて独り立ちすることを本能が知っている。野性から遠くなりつつある我々人間の遺伝子の中にもきっと同じものがプログラミングされてるはずで。子育てって、頭でっかちになって色々迷ったりしちゃうけど本来は、もっとシンプルに子どもの本能を信じて、ただ手助けしてやる。そんなスタンスでできれば、一番いいのかもしれませんね~。