正しい!?火遊び
川井生涯学習センター主催の「かわいっ子・わくわくしぜんワンダーランド」が12月3日の土曜日に実施されました。講師として関わるのは今回が2回目。ですが、講師・・・というのはおこがましい、ほんとにただ単に子ども達と一緒に遊びたい!という案内人です。今回は、冬のタイマグラまでわざわざバスで子ども達がやって来ます。天気がよければ森遊びなどもやりたかったのですがあいにくの冷たい雨。そこで、ガレージを会場にして寒いときにはやっぱり火を囲むのが一番!と決め込み今回のテーマは「正しい火遊び」です。火を使うことになったことで「ヒト」となった我々人間。その歩みと関わりについてちょっと思いを馳せてもらうための紙芝居的説明を少々。火を使うことのマナーと注意も付け加えて「さあ、火遊びしよう!」まずは、マッチを全員に使ってもらいました。さすがかわいっ子だけあって、家に薪ストーブがある子どもがほとんど。マッチでの点火もお手の物!という上級生の男の子達、「こわ~い!」と腰が引ける低学年の女の子達。百戦錬磨の焚き火マスター・渓雲荘主の指導のもとまずはバーベキュー台で焚き火をおこしてみました。なんとか焚き付けの白樺の皮に点火したもののなかなか枝に火が移っていきません。空気の量、焚きつけと枝の位置、などちょっとしたコツを伝授してもらいながら煙にむせつつ、やっと炎が立ち上がってなんとか焚き火ができました。「もしも、山の中で遭難したときに自分で火を焚けることが命をつなぐことになるかも」なんて話も。震災のことなどを考えてもいつ何時、非常時というものが訪れるかわからない。大げさかもしれませんが、火を操り、火とうまくつきあって、正しく利用してこそ一人前の「ニンゲン」といえるのかもしれませんよね。そして、そんな焚き火をさらに進化させたもの、としてロケットストーブの登場!ここしばらく主が集中して開発?に取り組んできたロケットストーブとは、「煙突部分を断熱して煙を温めることで空気の強い「引き」を生み炎が「ロケットのように」ゴーゴー燃える」といったストーブ・・・です。(合ってるかなーー??)※一番最初につくった試作品。一斗缶に煙突を通して、周囲を断熱材(バーミキュライト等)で埋め、焚口を作るだけ。※上部に蓄熱させオーブン機能をつけた進化形うちわで扇いだりする努力無しに安定した強い火力が得られる、ということで屋外での調理用途にぴったり!と例えば避難所での煮炊きなどに適しているといって、震災後にちょっと注目されているようなのです。(なんだかいっぱいあるロケットストーブ・・・。主のここ1ヶ月程の試行錯誤が詰まってる!!)その威力?を試してもらうべく二つの同型ロケットストーブで、同量のお湯を沸かす競争をしてもらいました。まずは、前日に拾っておいた枯れ枝をパキポキ。(雨じゃなければ森で拾ってもらうつもりでした)自分の焚き木を用意して、いざ、点火。ところが、枝が湿っていたらしくなかなか思うように「ゴーーー!」とならずちょっと時間がかかってしまいました(><)ロケットストーブの素晴らしさ、伝わったかな???そして最後は、お楽しみの「美味しいもの」。枝パン、空き缶でポップコーン、焼きマシュマロを味わいました。子ども達の「おいしいーー!」の笑顔がいっぱいでとっても嬉しかったです。2時間のプログラムでしたが、時間めいっぱいにちょっとあれこれ詰め込みすぎて最後はちょっと慌しかったかもしれません。いつもこの企画を楽しみにしてくれている担当のKさん、バスの手配、子ども達のまとめなど本当にありがとうございました!またぜひ、森遊びしましょうね。今回、娘の通う江繋小学校だけでなく交流のある小国小学校の子ども達もたくさん参加してくれました。みんな目をキラキラ輝かせていろんな体験に臨んでくれたことがとても印象的でした。この子達に、もっと自然の中でワイルドな遊びをさせてあげたい!と心から思いました。かわいっ子たち、素質十分!といった手ごたえです。あーー、それにしても楽しかった!!やっぱりこーいうことって、自分が楽しまなきゃダメ!と思ってます。もっともっと、楽しいことやりたいな。