舞 妓 さ ん の こ と 10/11
♪ 舞 妓 さ ん の こ と ♪舞妓さんは京都の華である。花街の置屋で仕込まれて成長する舞妓さんであるが、一人前になるには、大変な苦労をして稽古事に励まなければならないのである。習い事・稽古事といえば、京言葉・舞・鳴り物(三味線・鼓・太鼓・笛など)、さらに生け花・書道などがあるが厳しい修業に耐えきれず3分の1は舞妓さんにならずにやめて行くという。舞妓さんは、小さくて子供ぽい顔の人が可愛くて人気があるという。都をどりは毎年4月にあるが、都をどりはヨーイヤサー♪で幕が開くと左右両舞台の花道から登場するのは、背の小さい舞妓さんから順番に登場するそうである。千社札という小さな5センチほどの細長い紙が舞妓さんの名刺である。祇園甲部の舞妓さんには、「豆」または「まめ」がつくのが多いそうだ。「豆」・「まめ」というのは、お姉さんから一字をもらってつけるという。花街には、五花街があり、それぞれに舞妓・芸妓さんをかかえている。五花街には、祇園甲部・宮川町・先斗町・上七軒・祇園東がある。春のおどりには、祇園甲部は「都をどり」4月1日から~30日、宮川町は「京おどり」4月3日~18日、先斗町は「鴨川をどり」5月1日~24日、上七軒は「北野をどり」4月15日~25日がある。また、6月第3土・日曜日は、五花街の合同公演がある。さらに秋の11月になると祇園東の「祇園をどり」11月1日~10日、があって京都は舞妓さん・芸妓さんのおどりの街となる。ところで舞妓さんや芸妓さんが白塗りの化粧をするようになったのは、かって、お座敷のろうそくの灯のもとで、その姿が美しく映えるようにとの理由で白いお化粧をするようになったそうである。化粧は舞妓さん自身が約30分くらいかけてするそうである。舞妓さんになって一年たたない舞妓さんは、口紅は下唇しかぬらないのである。