旅 路 の 男
旅 路 の 男 私が旅に出たのはいつだったろうか 10代か20代かいまだもって定かではない この旅には最後があることに気づいたのは? 漠然として永遠には生きられない命である この旅は無限でないことは知っていたが・・・ きっぱりと旅にでたという意識はないのである 忙しくて旅に出ていることは一度も考えなかった やがて時間がたち命の尊さがわかったとき 旅の重さが両肩にしみ泣きそうになったとき 生活が落ち着いてゆっくりできるようになったとき 私は人生という旅に出ていることを知ったのだ そしてこの旅は苦しくとも負けないで最後まで 前に進まなければいけないと思った 神様がくれたこの道を誠実に生きよう 毎日穏やかに明るく元気に生きよう 今の時間””一分一秒を大切に生きよう 今生きていることに大きな意義がある 生きている幸せに感謝しながら生きよう 旅路にはいろんな大波小波があるが それを乗り越えてしっかりと生きよう 今になって私はきっぱりと意識した 本当の旅に出たのは今日なのである 旅路の果ての行き着く先が見えるまで 私はしっかりと勇気を出して生きていく