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2007.05.22
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カテゴリ:韓国映画
 日本の宮崎あおいと、韓国のイ・ジュンギ主演の、日韓合作によるラブストーリー(韓国映画を観ない人のために補足すると、イ・ジュンギは韓国の大ヒット作『王の男』でその“美貌”が脚光を浴びた若手スターで、主演作の『フライ・ダディ』が公開中)。
 ワーナーマイカル・シネマズ板橋にて鑑賞。

 『初雪の恋 ヴァージン・スノー』 評価:☆☆

 エンドクレジットを眺めていると、監督は韓国人、脚本家は日本人であるが、それ以外のスタッフはほぼ両国の人間が半々のようで、きちんとした合作のようだ(分類では、監督に敬意を表して韓国映画にする)。

 「初雪の日にデートした恋人たちは幸せになる…」という、韓国(のソウル)の若者たちの間で流布している言い伝えから生まれた物語、らしい。

 イ・ジュンギは『王の男』での演技が印象的で(『フライ・ダディ』は未見)、また宮崎あおいもナチュラルな佇まいが気に入っていて、出演作は大概、映画館で見ていたりする(『パコダテ人』や『富江 最終章』も映画館で観たし)。なので、事前には、イ・ジュンギと宮崎あおいとのラブ・ストーリーということで、ちょっと期待していたのだが……。

 鑑賞した感想は、もう少し脚本が練れていれば、それなりの佳作になったかな、というところ。せめて編集を工夫すれば良かったのではなかろうか。
 もっとも、合作であるが故に、文化的な違いで修正を重ねすぎて、脚本から逸脱した可能性も否定はできないが。

 そもそも映画の前半、イ・ジュンギの独白で進行するが、途中途中、宮崎あおいの方に切り替わるのが、とっても不自然。
 宮崎側の家庭の描写をひとまずすべて外して、彼女が突然消えてしまった驚きを、イ・ジュンギと一緒に体験させるというのが王道ではなかろうか。冷めた目で見ることしかできなくなってしまう。そして、映画後半(“2年後”)で、偶然再会した彼女の口からその理由を説明する形にした方が、恋のドキドキ感と合わさって、観客をぐっと引き寄せるのではなかろうか。
 もし視点の混在が、二人をある程度同等に出演させるという制約から来ているとしたら、本末転倒も甚だしいし、仮に脚本段階で視点を混在させて描きたかったとしたら、当然、イ・ジュンギのナレーションは止めるべきだろう。

 前半の始めの方で、言葉のギャップで笑わせる場面はそれなりに設けられているが、もっと生活習慣のギャップで彼が困惑する(そして、それを宮崎なり塩谷瞬なり森田彩華なりの手助けで解決・克服する)場面を入れても良かったのではないだろうか。
 そうでないと、恋愛映画があふれかえっている現在、あえて「日韓の男女の恋」を描く意味がないような気がする。

 合作映画なので、監督がコントロールするというわけにもいかず、準備段階や撮影現場でのさまざまなギャップがあって、それが悪い方向に作用してしまったような気がする。
 まぁ同じく日韓合作『素敵な夜、ボクにください』に比べれば、数段マシではあったのだが。

 イ・ジュンギはマウンテンバイクに乗っている様が決まっていたし、宮崎あおいは巫女姿や浴衣姿がとても似合っていて、また儚く可憐な様子が非常に良かった。
 京都の風景もうまく切り取っていたりするし、いいところもあるので、映画全体を批判するのは若干気が引けるが、それ故に余計にもったいない気がしてしまうのだな。

 細かいことでは、1)イ・ジュンギが焼き物をマスターするのが早すぎる、2)宮崎あおいは韓国の初雪情報をどうやって入手して、どうやってそれに間に合わせるように当地を訪れたのか、3)韓国の美術館、夜間は忍び込んで、展示してある絵に描き込みが可能(本人だから“いたずら”とは呼べないが)というのは、そんなんでいいのか? というあたりがとくに気になった。

 ということで、出演者のファンや恋愛映画フリークを除いては、私的にはあまりお薦めはしない、かな。悪くはないんだけどね。


【あらすじ】
 陶芸家である父親が交換教授として日本に訪れた機会に、京都の高校に転校してきたキム・ミン。マウンテンバイクで転んだ際に追った傷を洗おうと、神社の境内に入ったとき、神社の巫女・佐々木七重と知り合いになる。その可憐な姿に一目惚れしたミンは、体育の授業で、彼女が同じ高校に通っていることを知り驚く。父親がくれた“ナンパ用”の日本語テキストで言葉を勉強しはじめ、積極的に七重にアプローチするミンの姿・気持ちに、七重も徐々に心を動かされ、やがて二人は付き合い始める。しかし、祖母が倒れたということで一時帰国したミンが京都に戻ってくると、七恵はいずこかに消えてしまっていた……。


初雪の恋 ヴァージン・スノー

【製作年】2007年、韓国=日本
【製作】角川映画、Dyne Film、CJ Entertainment
【配給】松竹
【監督・原案】ハン・サンヒ Han Sang-Hee
【脚本】伴一彦
【撮影】石黒興
【音楽】Jung Jae Hwan
【出演】宮崎あおい(佐々木七重)、イ・ジュンギ(キム・ミン)、塩谷瞬(小島)、森田彩華(七重の友人:香織)、柳生みゆ(七重の妹:百合)、菅原大吉(暴力男)、松尾諭(お坊さん)、乙葉(ミンの担任:福山先生)、余貴美子(七重の母:真由美)、チョ・ソンムック、テ・ヒョンシル、イ・ファン、ソ・イン、チョ・テヒョン ほか

公式サイト
http://www.hatsu-yuki.com/top.html


CD オリジナル
サウンドトラック

DVD『王の男』

韓国盤DVD
『フライ・ダディ』

DVD『初恋』

DVD『パコダテ人』






最終更新日  2007.05.22 17:50:11
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