2012/10/04(木)15:46
小田原鋳物研究所を訪問
私の友人K氏は小田原風鈴の音色と蟹や昆虫の精密鋳造品に魅せられ
彼が小田原の工業高校に転勤になったのを機に小田原鋳物の研究を始め
(http://www.scn-net.ne.jp/~kami27/rekisi.html)
小田原の鋳物師や日本各地の鋳物師を訪ね教えを請い
その成果を「炎の匠・小田原鋳物」(夢工房)に纏め出版しました。
一方同僚のY先生と夏休みには勤務校で一般の人を対象とした
伝統的な小田原風鈴を作るコミュニティスクールを実施しました。
こちらには小田原鋳物を愛好する熱心な受講者が集まりました。
講習終了後も同好会を作り鋳物製作を継続したいという要望がでました。
2004年にはY先生が借りていた南足柄市の田んぼの中の空き家を改装し
K先生の私費で購入した鋳造設備を設置し、鋳物製作を開始しました。
私も何度か応援に出かけ、部屋の改装や、鋳型作りを手伝い
昼食は女性会員が作った味噌汁をいただき、コンビニ弁当を食べました。
すぐ近くを小川が流れ、芹やコゴミを摘んで帰ったこともありました。
2006年にはボランティアでこちらの鋳造設備や材料を車で運び
平塚市内の小学校で実習を伴う出前授業をしたことがあります。
(http://blog.livedoor.jp/toragorou88/archives/50253588.html)
この時記録係として私も参加しましたが、OHPを使った説明に続き
屋内での鋳型製作と屋外で実際に行われた鋳造作業を
真剣に見入る子供達の姿がとても印象的でした。
その後両先生は定年退職されましたが、この活動を発展させるため
現在活動している地に工房の建設を開始し鋳造設備を移転
2007 特定非営利活動法人小田原鋳物研究所を認証・設立登記しました。
場所はJR国府津駅から北に5kmの曽我梅林の一画で
(http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/__filemst__/7935/kozusato09.pdf)
工房内にも立派な梅が植えられていて毎年梅祭りが実施されます。
(http://www.geocities.jp/huurin_ume/syasin/home.html)
大学と提携し人の心に心地よさを与える“癒し音”の研究がされ
(http://www.scn-net.ne.jp/~kami27/ot1.html)
工房で製作した精密鋳物やロストワックスの作品を紹介し
(http://www.scn-net.ne.jp/~kami27/saku.html)
風鈴の設計制作と特注品の製作も請け負っています。
(http://www.scn-net.ne.jp/~kami27/sekkei.html)
学校への出前授業継続と工房内での公開講座も開設しています。
(http://www.scn-net.ne.jp/~kami27/gakou.html)
平塚市異業種研究会と提携し七夕風鈴を製作販売したこともありました。
6月下旬、私は会員として総会の案内をいただき、でかけました。
JR国府津から御殿場線に乗り換え下曽我が最寄り駅ですが
国府津での乗り換え時間があったため、歩くことにしました。
国府津駅から菅原神社横を北上、新幹線と小田原厚木道路をくぐり
やがて別所梅林が現れ、蛍の里入口、東光院横の工房に到着しました。
総会では事業報告、会計報告、事業計画が承認されました。
私は父・母の介護で足が遠のき、こちらに来たのは久しぶり
工房内の設備や作品を写真に撮らせていただきました。
そして出前でとった昼食を食べながら歓談後
戸締まりをし、K氏にJR二宮駅まで送っていただきました。
NHKの連続テレビドラマ「ゲゲゲの女房」を見ています。
水木氏の漫画にかける一心不乱の仕事ぶりと
水木夫妻の貧乏を乗り越えていく逞しさに心打たれます。
漸く漫画が認められ、テレビにも登場、… ここまで長かったです。
昔は貧しい人が沢山いて、それを乗り越え生活していました。
物資が溢れ世の中が便利になる中で昔と異なる不満が広がっています。
政府が福祉を手厚くし、生活弱者に手をさしのべることは必要だが
その前に一人一人が自分の健康維持に十分気を配り、
しっかりした生活を送ることに努めて欲しいと思います。
夏はすぐクーラーにあたることを控え、しっかり汗をかき
ビールや炭酸水を沢山飲む事を控え、麦茶やお水を飲みましょう。
異常気象や地震や景気の低迷や… これから予想される困難にも
逞しく耐える体力と気力を養いたい… と思うこの頃です。