不思議スポット 7月の駒ケ岳
全国に駒ケ岳と呼ばれる山はいくつか点在しているが、アブラタラバにとっての駒ケ岳は北海道の道南、大沼北部の駒ケ岳だ。ゼリたんさんのブログコメントにでていた、不思議な現象(オバケだあ)の話で、北海道行く前に見た本の話を思い出したので紹介しましょう。ヒッヒッヒッ。廃墟ではない。そして廃墟マニアでもない。これは大沼にある流政之氏デザインの流山温泉だ。ここから北へ目を転じると遠く駒ケ岳が遠望できる。二見文庫の「日本の不思議スポット99の謎」によると、室町時代の終わり頃に松前で疫病が流行り、まじない師(陰陽師か?)に占わせると、若い女を海神に捧げねばならぬとのこと。当時の領主 相原李胤がアイヌの娘をさらったが、報復したアイヌのほうが優勢で、相原氏は娘2人とともに馬で逃げたが逃げ切れず大沼に身投げし、馬だけが大沼を泳ぎきり対岸にそびえる山にに消えたそうなのだ。それ以来、山は駒ヶ岳と呼ばれ、事件のあった7月になると悲しげな馬のいななきが聞こえることがあるそうで、昭和55年7月にカメラマン山下氏が駒ケ岳山中で馬のいななき3度にわたり聞こえ、3回目は足音まで聞こえたが、あたりに牧場がないために不思議に思って旅館で尋ねると、この言い伝えを教えられたそうだ。今も7月になると大沼の北岸からの登山道の裾野あたりを狙って行く、録音機持参のマニアがいるそうです。アブラタラバは当然こっちですよ。