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カテゴリ:勝手に関西地方旅行遺産
このシリーズ(と言っても3話の予定だが)を書くつもりになったのは、ある秘湯との出会いである。と言っても出会い系の秘湯などはないので、偶然に会ってしまっただけなのだ。
とってもマイナーと思われる温泉なので、帰ってから検索してみた.... yahooで7件、googleでも7件。記事を見ると現状と違うものもあり、この情報だけだと女性は入りにくいだろうと思うと....「正しい情報を伝えねばならぬ!」と秘湯刑事のアブラタラバは立ち上がった... そしてご飯を食べた... 落ち着いたところで、続きを書こうっと。 場所は本州最南端に近い串本を流れる古座川だ。古座川と言えばグルメなら、河口近くにある鰻屋を、アウトドアファンならカヌーを連想する場所だ。 ![]() これがその温泉なのだ。これでは温泉とはわかり難い。しかも道路を走っているときに視覚に入る情報はと言えば... ![]() この看板のみなのだ... しかし、正面には建物よりはずっと綺麗な看板がある... ![]() その名も「湯治湯ゆうや」だ。 隣の農家(所有者)を訪ねたが誰も応答してくれないので、泣きながら温泉の建物に戻ると中に寸志の箱があった。不在時は黙ってお金を入れて入湯しましょう。まあ、「入るぞ~」とか「入るばってん」とかの発言は特に制限されていないので、ご自由にどうぞ。 ブログによっては片側倉庫状態と書いているのもあったが、2007年5月5日現在は、2室ともに使用されている。 別に男女別の表示はない。 ![]() 単純温泉と表示されているが、飲んでみると軽い硫黄の味がするのだ。群馬の川原湯温泉の「玉湯」や戸倉上山田温泉の「万葉超音波温泉」に近い味だ。もしかしたら...温泉の検査をしていないだけかも知れない.... 泉温は35度と書いているブログもあったが、35度前後の千原温泉や郷禄温泉と比べても明らかに暖かい...38度前後ではないかと思う...そして入浴感はすべすべの湯川温泉に近い...結構暖まるのだ... 中はと言うと.... ![]() 天井は超高級発泡スチロール製で、照明は....ない... ![]() 壁はモダンなカビ模様なのだ.... そしてコンクリート打ちっぱなしを上回る、ブロック積みっぱなしの壁もある... 温泉はルックスではないのだ... . ![]() 湯の注ぎ口は中の方なので、温泉水は手を突っ込んでなるべく新鮮な湯をすくうのだが、若干アブラタラバのダシは出ているはずだ....入浴中に5回も飲んでしまったが、アブラタラバが硫黄臭を出しているわけではないはずだ... ![]() 結構な掛け流しなのだ... ![]() 右側の湯船だ。 ![]() 左側の湯船だ。 ![]() そとは県道で、カヌーやキャンプの車が通るのだ。照明がないので、扉を閉めると真っ暗になる。チェーンがあるので、女性は懐中電灯などを持参して、閉めて入ると良い。 扉の上にはすだれもあるので、恥ずかしいという人はすだれを下ろして入ろう。 アブラタラバは明るいほうが好きなので、扉は開けて入ったが、風でバリバリ全開となったのだ....動くのが面倒なので放置した... 次は湯川温泉に近い某所... ![]() 怪しげな建物を温泉と見抜いた秘湯刑事アブラタラバは、おもむろに建物に侵入したのだ。 ![]() やはりモグリの温泉だったのだ。早速、秘湯刑事アブラタラバは近所に聞き込み捜査を開始した。しかし、所有者は近所の人ではなかったので、入湯は断念した... 勝手に入る人間が出ては申し訳ないので、場所は内緒なのだ... もの足りなさを感じたアブラタラバは、勝浦温泉、湯の峰温泉、川湯温泉、十津川温泉などの有名温泉地は混雑が予想されるので、雲取温泉に向かった。 雲取温泉は関西では珍しい.... ![]() 青みがかった、薄い白濁の温泉なのだ...飲泉所も別にあり、無料で利用できる良心的な温泉。そしてここの温泉水は結構美味い。 次回はグルメ編の予定だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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