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大道具のガチ袋2

玉掛け用スリング

玉掛け作業に使用される繊維スリングには,主にベルトスリングとラウンドスリングがあり、吊り具としての安全性が要求される製品であることからその材料である合成繊維の特長と共に使用上の注意点をよく理解することが玉掛け作業の事故防止につながると考える。
スリングに係わった経験上及びクレーン等安全規則やJIS 規定を参考に、玉掛け用繊維スリングを安全に使用するポイントについて以下に述べる。

○ 繊維スリングは,形式,つり方及び最大使用荷重を選定して使用する。

○ 角張った荷をつる場合には,必ず当てものを角に当たるように装着する。

○ 目通しつりをする場合は,深しぼりをする。

○ 荷の下から繊維スリングをクレーンで引き抜かない(荷が崩れたり、スリングが損傷することがある)

○ 繊維スリングを結んだり、引っ掛けた状態で使用しない。

○ 点検の結果,廃棄することになったスリングは,補修したり使用荷重を減らして再使用しない。

○ 繊維スリングを持ち運ぶ際に地面や床の上をひきずると摩耗して損傷するおそれがある。

○ 繊維スリングは,熱,日光,薬品などの影響を受けない場所に保管する。

○ 水,油などにぬれた状態では,滑りやすいので注意する。

○ 他のつり具又は補助具と組み合わせて使用するときは,連結部分で繊維スリングが損傷しないようにする。



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