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ロスで唯一全クラス個人レッスン制のBYB!

ロスで唯一全クラス個人レッスン制のBYB!

次女の卒業式、ダンスパーティー

次女の卒業式、ダンスパーティーそしてギフト

リデイと卒業式

Hello! Yokoです。
炎天下の中、午後3時半から中学校代表生徒が国歌を歌い卒業式はスタートしました。3名の生徒によってのスピーチはとても感動的でした。中学生とは思えないほど堂々としたスピーチ、そしてその内容も実にしっかりしたものでした。その後は全22教科に於いて優秀な成績を取った生徒の名前が読み上げられます。次にPresidential award for educational excellenceと呼ばれる賞。この賞はGPA [Grade Point Average] 成績平均値 〔最高が4.0〕 が在学中の3年間を通し3.5以上を保持し、数学とReadingに於いては85%以上の成績を保持したアメリカ全土でトップ5%に値する生徒達に与えられます。その次にはPrincipal's honor rollと呼ばれる賞。この賞も3年間を通しGPA3.5以上の生徒達に与えられ、卒業式の時に着用するガウンにゴールドのロープをかけ式に参列します。そしてその生徒達の名前が全員呼ばれます。

その後は各学校でのAwardの内容は異なりますが、Awardごとにそれぞれ最優秀の生徒が一人一人選ばれ賞状と奨学金等の授与が行われます。このような生徒達はGPAの平均が3年間を通して3.97以上を基準に選ばれています。そして、最後に生徒1人1人の名前が呼ばれ卒業証明書をもらいます。日本の卒業式のような堅苦しさは全くありません。自分の子供の名前が呼ばれると参列している親達や友人らは奇声をあげ騒ぎます。卒業式はほとんど、学校のフットボールフィールドで行われるんですよ。

式の後、参列者達は生徒がいるフィールドに入っていって写真を撮ったり、生徒達はこの日のために用意したキャンディーレイ、キャンディーレイとはハワイで首にかける花輪の代わりにキャンディーを使って作ったレイを、卒業式の時にお友達にかけてあげるんですよ。人気のある生徒ほどレイの数が多くなると言われています。このレイを交換する習慣は日系の生徒達の間だけのようです。白人が多い学校ではこのようにレイを作ったりする事はほとんどないそうです。

卒業プールパーティーが友達の家で行われ、娘は午後6時半から11時まで多くのお友達と過ごしました。50名以上が集まったとか。ホストになられたお家は大変だった事と思います。

実は、卒業式の前日は「卒業ダンスパーティー」が午後6時から10時まであったんですよ。その日は学校が終わった後、ランチタイムに彼女をピックしその後、ヘヤーに2時間半、その後ネイルに1時間、家に帰ってドレスに着替えたら娘はもうダンスに行く時間でした。用意をして待ち合わせ場所のBYBに娘が姿を見せた瞬間、主人はしばらくボ~とした顔つきをしていて、生徒さん達から「Are you okay, Bill?」と言われたほどでした。それ程娘の変わりように驚いたようでした。笑

「She became a little lady.」とポツンと独り言を言っていました。

娘の友達も皆ステキなドレスを身につけ、どこをどう見ても13歳には見えませんでした。エスコートする男子生徒達もほとんどがスーツ姿で、なんかとってもいい感じ(でも写真に写っている男の子のように全く普通の格好で来る男子生徒もいましたが)。娘と数人の友達はBYBで待ち合わせをしたのですが、自分達のガールフレンドやデートを見るや否や「Wow! You are so beautiful!」とタイミングよく、とてもスマートに言っているんです。

我が家では娘の卒業祝いのギフトをダンスパーティー後にプレゼントしました。最初はビルから娘の為に作ったCD。ビルは音楽が大好きなんです。彼はもう今から10年ぐらい前にTokyo Roseというロックバンドを結成していました。当時、日本では「イカすバンド天国」、通称「イカ天」という番組があり、ちょうどタマというバンドが出演していたときに、一緒に「イカ天」初の外人バンドとして出演しました。ビルはドラマーでした。その年、タマは確か紅白に出場したように記憶しています。

その後、日本で数々のコンサートをして、ロスに帰ってきたあとすぐにバンドは解散しました。彼はその後もさまざまな音楽活動に加わり、ほかの仕事をしながら音楽のほうも続けていました。ちょうど長男が高校を卒業したときに、彼のために"Diary From Dad"という曲を作詞作曲し、自分で歌って、彼にプレゼントをしたのがきっかけで、彼の第一弾のアルバム製作がスタートしました。その後、長女が高校を卒業した時は"Quiet Respect"という曲を長男と同じように自分で作詞作曲し、そして自分で歌って、彼女にプレゼントしました。彼が曲を作る過程のノートの走り書きや曲の歌詞、そして最初にできあがったCDを大きな額の中に入れ、彼からの手紙も一緒に入れてプレゼントしたんですね。その間いろいろな曲を作り、全12曲入りの最初のアルバム"Sold the Farm"が完成しました。

今回は次女が中学を卒業するので、それを記念して彼女のために作った"Family Portrait"という曲が、先日レコーディングも終わり完成しました。次女の場合、なぜ高校卒業まで待たなかったのか、彼いわく彼の声が、4年後今のような声量でいられるかどうか分からなかったので早くしたと言っていましたが。

"Family Portrait"を入れて、彼の第二弾のCDアルバム"Yesterday America"が完成しました。"CDBABY.COM"という、音楽好きな人なら誰でも知っているかなり人気のあるサイトがあります。読者の方々の中で、ビルの曲が聴きたい方は http://www.cdbaby.com にアクセスして、"sold the farm"をサーチしてください。最初のアルバムの曲を、そこで聴くことができます。アーティスト名は"Billy N.O.W."です。("Yesterday America"は7月中旬ごろから"CDBABY.COM"で聴けるようになる予定です。)

子供の卒業にいろいろなギフトを親は贈りますが、彼のように子供たちのために自分で作詞作曲して自分で歌ったオリジナル曲を贈るのってステキですよね。子供さんがいる方々に、ビルが子供たちに作ったこの3曲をぜひ聴いてもらえたらうれしいです。長女からはJuicyのバック、私からはティファニーのブレスレット、そして日本にいる長男からはデジカメ、私の母親からは現金をもらったあゆみは大満足でした。長女があゆみに「友達から13歳の子にJuicyのバックは高価過ぎると言われたけど、私はあゆみに安物を何点も持っていられるよりも、良いものを1点持って欲しい。そして大切に使う事を覚えて欲しい」と言っていました。これは私も同感です。

と言うわけで我が家にとっては非常に忙しい二日間でした。アメリカの卒業式は式に参列する時の父兄の服装等はほとんど気にしなくてもいいのでその点少し気が楽でしたが。笑

長い長い夏休みのスタートですね。



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