|
カテゴリ:カテゴリ未分類
この広告を見たり、CMを見たりするとなぜか泣きそうになる。 最後の最後まで 『あんたに何ができるの!!』 そうののしられて打ち解けられないまま逝ってしまったあの女性や 『孫が今日、東京からきてくれるんだよ…』 そう言って待ち続けたまま何日も孫にあげるためのぬいぐるみを抱いて亡くなったおじいさん。 『映画俳優になりたい』と短冊に書いたまま叶わなかった18歳のTOMOYA。 子供が誕生日にくれたミッキーマウスのパズルを完成できないまま毛布にくるまれて帰った若いパパ。 まだまだいろんな人たちが思い出されてくる。 今現在 病院で闘っている患者たちも TVでこのCMが流れると ふとおしゃべりをやめ 現実に引き戻される。 半月前に行った骨髄移植学会では 骨髄バンクのコーディネーターの方たちの発表もあった。 本田美奈子さんや アンディ・フグさんのCMが流れる会場では せつなさを感じて胸が痛くなった。 きっとわたしはこの血液内科に所属されなければこの血液の病気に対して無知であった、 いや、無関心であったはずだ。 おそらく半年後にはわたしはこの血液内科を離れることになると思うが 置き土産にドナー登録をしようと思う。 待っている人たちのわずかな希望に わたしがなれればいいと思う。 今は誰一人救うことができなくても もしかしたらわたしの有り余る骨髄液が誰かの未来を作れるかもしれない。 『白血病に負けない、負けさせない』 渡せなかった小さなぬいぐるみ、途切れた映画監督への道、完成しなかったパズル。 全てを途中で終わらせないためにも誰かの気持ちが必要なのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
いいや(  ̄ー ̄)ノ)))))ブンブン
そろそろ部署交代でしょうね。 今の部署はスキだけど長くいすぎて患者さんと距離をおけなくなってしまう。入り込むとつらくなるしね。学生指導に重点をおきたいような気分もあるし、少し疲れてきたみたいです。 (Mar 13, 2007 01:31:10 PM) |