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 みみん@ Re:抗がん剤で癌になる方法(10/27) 癌って、抗がん剤以外でもなれるんですか…
Jul 10, 2007
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日記とは名ばかりの3ヶ月ぶりの更新である。

臨床指導者研修が終わって1年、そしてチームリーダーから外れて半年。
そろそろのんびり仕事がしたい…と思っていた矢先に
ここ近年にありえないほど病棟内がざわつき始めた。

慣れたスタッフの病棟移動、頼りにしていた医師の退職、新任医師たちの非協力体制。
これらのことで病棟の機能は空転しはじめ、以前からいたスタッフは次々に退職した。

その穴埋めに新しいスタッフが配属され、慣れない看護体制に全員が疲れてしまった。

その疲れたスタッフの一人がわたしである。

患者の訴えを聴く余裕がなくなり仕事の重積を抱えてどうにも動きが取れなくなっていた。
重症患者を抱えた夜勤の前になると神経質になり時計ばかりを気にして
『あと○時間で仕事にいかなければ…』
そう考えると心臓が落ち着かなくなり手が無意識に震えだす。
なんとか出勤しても思うように仕事がはかどっていないまま申し送りを受けると
イライラしてスタッフを怒鳴り散らす。
休日も病院に出向き、スタッフの指導や自分のやり残した仕事をまとめる。

そんなことを続けて2週間ほどたったとき、
『もうわたしはダメだ』と感じた。

しかし仕事は休めない。わたし一人が休むとスタッフに迷惑がかかる。
それならムリヤリ仕事に行けばいい。 とりあえず動けたらいい。

何度か眠剤を処方してもらったことのある神経科の医師をたずねてみた。
『バーンアウトかられっきとした鬱病になってるね。診断書書いてあげるから休む?』
医師の休憩時間に診察をムリヤリ頼んだのだから仕方ないにしろ、彼は面倒くさそうにコーヒーを飲みながらパソコンの画面を見て言った。
『家族と話す気もおきませんが休んだら治りますか』
そう言ったわたしを見て
『自分が辛いのに全く他人の患者の話は聴けないでしょ』

そのとおりだ。
確かに休んだら患者とは話さなくてすむ。
イラつく医師たちともケンカしなくてすむ。

しかしいつかは出勤しなければならない。
そのときわたしは患者たちと、そして医師たちと、スタッフとうまくやっていけるのか。

単なる一時の退避場所に逃げ込むにすぎないんじゃないのか。

そしてきっと同じことが繰り返されるのだ。 病棟がなくなり患者がいなくならない限り。

『考えてみます。』
そう言って一度は帰りかけた道を引き返し再び同じ医師のもとに戻った。

『おかえり。さぁどうする?』
同じようにパソコンを見ていた医師がわたしの顔を見てあらためて聞いた。

『さぁやるぞ!って気になるクスリをください。鬱のクスリは要りません。』
わたしがそう言うと医師はあらかじめ開いていた処方画面の決定ボタンを押し、
『2週間分クスリを処方しました。…しかしあなたは強情な人だ。いつかは壊れますよ。』
打ち出された処方箋を差し出して言った。
『ちょっとした覚醒剤みたいなものです。』

飲んでいる薬は大脳刺激剤である。最高3錠まで一回に飲んでも良いと処方箋に書かれている。
服用すると少し動くだけで汗が吹き出て動悸がする。おまけに手が細かく振戦する。
興奮するためか口が渇き、唾液の分泌が減少し食物が喉を通過しない。
しかし、やたらしゃべれるし 頭の回転が良くなる。活動的にもなる。
ただ、手が震えるため文字が書きにくくパソコンの入力もしにくいのが難点でもある。

これはおそらく服用過多なんだろう。
わたしのような症状には服用量が多すぎるのだ。

そうして少しづつ調節しながら1錠だったり2錠だったりを場合によって服用を続けている。

いまだに仕事に行く時には動悸が激しくなり、途中で引き返したくなる。
家を出たはいいが『このままどこかへ行ってしまいたい』と思うこともある。
仕事中に『もうどうでもいいよ』と感じることもある。

でも仕事をしているのはどうしてだろう。

カルテを放り投げながらも医師とケンカをしている原因はなんだろう。

結局、スキなんだろう。この仕事が。
わたしを病ませるのも病院で、病んだ心を癒せるのも病院であることはおそらく間違いない。








最終更新日  Jul 10, 2007 04:13:07 PM
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