鉄道模型の将来性
あくまでも私の考える範疇の事として、ご考慮願います。現在の日本の主流の鉄道模型(Nゲージ)は、飽和状態にあるように感じます。模型の私的存在は、完成された物よりも自分の手作業で作り上げるプラモデルの進化した存在です。確かに細かい作業なので、ある程度の完成品は必要かもしれませんね。その完成品に色や、パーツをつけて改造することで実車にあって、模型に存在しない車両をつくるのも一つの楽しみでもありました。趣味の分野は自己満足の世界でありますし、満たすには格好の材料です。今の模型界の現状は、「作る楽しさ」をユーザーから取り上げてしまっているようです。勿論、手が不器用なユーザーには歓迎でしょう、ただし、マニアック過ぎる商品が発売されると…「あ、あの車両はそのうちに完成品になるから別に関心がないな。」と思うユーザーも少なくないでしょう。カタログさえあれば、余計な出費を抑えられると考える人もいるかもしれません。Nゲージ模型は小さくて置き場を困らないんですが、いざ走らせる段階になると、自宅でのびのびとレイアウトを楽しむスペースは無いに等しいユーザーが多いと思います。チョコエッグやガシャポンが人気なのは、Nゲージ模型よりも更に小さいグッズで部屋のスペースに困らないところにあると思いますね。さて各Nゲージ鉄道模型メーカーは、今後どう企画される事でしょう。ユーザーの購入意欲を無くすような戦略だけは、あってはなりませんね。