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空と海と大地

空と海と大地

ビバリーとの生活

最初の数ヶ月
ビバリーって実は金持ちなんじゃないだろうか?
と疑ったことが何度もあります。

だってねキッチンにいると

「自分の家だと思って好きに何でも使っていいわよ」
(これを言ってくる人は他にもいると思う、だけど)

「冷蔵庫の中にあるものいつでも好きに食べていいわよ」
(これってどう?)

ビバリーって料理をしちゃうと
ドーーーーンと何人分?て感じに大量に作っちゃいます。
で、私にも
「好きなだけ食べてねー」
ってなる。



ビバリーの体は眼以外にもいろいろ大変です。
そのひとつに
体の代謝システムが良くないのかな。
これを何て呼ぶか分からないのですが

普通の人は、炭水化物、糖分を摂取するとエネルギーに使われて
それでも残ったら脂肪として蓄えられるのですが

ビバリーの場合
炭水化物、糖分を摂取すると、体の中で何かが異常に働いて
大量に脂肪として蓄えられてしまうのです。
(だからビバリーは太めさん)

例えば
夜ご飯にスパゲッティーを食べると
次の日の朝、2,3キロ体重が増えてしまうらしい。

なので、ビバリーは年中
自然にアトキンダイエットの生活です。
(炭水化物、糖分を取らないダイエット)
アトキンダイエットして太らずにいられる。そんな感じ。


そんなビバリーの冷蔵庫の中は
野菜、お肉、卵、チーズ。やっぱりこれが主になります。

だけどね、
オレンジジュースがある(←糖分入ってる)
私が「ビバリー、オレンジジュース飲んでもいい?」って聞くと
「それはあなたの分よー。私はジュース系飲んじゃダメだから」


しょっちゅう、マフィンやブラウニーを作ります。
でもこれは、私の分とビバリーのお友達の分。
自分は食べたいけど食べれない。
でも料理するのが好きだから、身近な人の為に作っちゃう。

で、これ食べてね!あれ食べてね!
今日は@@@を作ったのよー!

て感じ。すごい。


最初の頃はですね
ホントに何度も何度も何度も
「ビバリー、これ食べても大丈夫?」って聞いてたんです。

そしたらビバリー、私が何度も聞くもんだから
「エマ、自分の家にいると思ってちゃうだいって言ったでしょ!
 私に毎度許可とらなくてもいいのよ。
 好きなだけあるもの食べなさい!」

私の為だけに牛乳も買ってきます。
「エマ、カルシウムを取らないとダメよー!」
と言って。
(ビバリーは牛乳も飲んじゃダメ)


ビバリーの言ってくることが最初理解できなかったです。
えっと、この場合、英語的にはもちろん理解してるのですが
なんで、ほぼ赤の他人にここまでするのかが理解できなかったのです。

実はビバリーお金には余裕があって
貧乏な私に同情して、こういうことしてくれてるのかなぁ
と思ったのですが
一緒に暮らしていくうちに
ビバリーもギリギリの生活を送っていることが分かりました。


で、私が思うに

ホントのホントに文字通り“親切心”からやってるのです。
身近な人に愛を与えよう!
みたいな。
自分が出来ることはしよう!
みたいな。
みんなでハッピーになりましょう!
みたいな。



私はいろんな意味でラッキーです。


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