カテゴリ:本
いつの間にか、公園の向こう側に鮮やかなピンクのかたまりが揺れていました。 多分、この木は サルスベリ・・? こんな風に毎年咲いていたかしら・・? 記憶が定かではなくて、突然現れた魔法のようにも見えました。 鮮やかなピンクの花を見て、まず思いだしたのは 梨木香歩「家守綺譚」。 梨木さんの描く世界は、いつも異界と現実の世界が自由に行き来していて、 それがあまりにも自然で、読んでいてとても不思議な気持ちになります。 「家守綺譚」の最初のお話には、主人公に恋心を抱く「サルスベリの木」が出てきま す。 つるつるの木肌が気持ちよくて、撫でてやっていたのがいけなかったらしい・・笑 ちょっと艶かしくて、可愛らしい、サルスベリ。 8月の空に似合うピンクの乙女です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.08.05 01:59:41
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