尚さんの気まま暮らし

2007/02/26(月)23:46

座禅断食会

日々の暮らし(805)

23日から2泊3日で松井田のペンション「森の家」で行なわれた 野口法蔵式座禅断食会に行って来た。23日は朝から水しか飲んで はいけないとのことなので朝食も昼食もないから十分時間がある。 (今回いかに毎日食事のために時間を使っているかを痛感した) 丁度3月15日に出発するフィンドホーンへのツアーの最終的な お知らせや名簿、日程表などをプリントアウトして参加者全員 (今回は19名)に発送する仕事で忙しく、食事の時間が省ける のはとても有難かった。 松井田までは車で1時間ほどだが余裕を見て一緒に参加する近所の Yさんと4時少し過ぎに出発。文字通り山の上の森の中にある ペンションはちょっと分かり難くて迷ってしまい着いたのは6時 少し前。 参加者はみんな初体験の人ばかり男性1人女性5人の6名。講師は 野口さんのお弟子さんの塩川恒男氏。作務衣姿が谷川俊太郎さん そっくりの方だ。(この方は実に博識で休憩時間の雑談がとても 楽しかった) 簡単な説明の後さっそく7時から第一回目の座禅。部屋の入り口 で合掌しながら礼をして入室、部屋の正面に向かって一礼、向かい 合わせの席と自分の席に向かって同じように一礼してから円座に腰 をおろしてあん座またはあぐらを組む。手は両手を重ねて親指を 合わせ丹田に下ろす。背筋を真っ直ぐにして目は半眼。そして何も 考えず意識をしっかりと保つ。目をつむる瞑想とは大分違うのだ。 20分の座禅の間に先生が警策を持って一人一人の背中を6箇所 ピシッピシッと打ってまわる。打たれる前に一度合掌してから 平伏してそれを受けるのだが、これは背筋の下にある自律神経を 刺激するためなのだそうだ。 20分経つと初めと逆の順に合掌して礼をしてから退室。 ダイニングルームに戻って40分の休憩。その間は水や柿の葉茶 を飲みながら本を読んだりおしゃべりしたり昼寝をしたり思い 思いに過ごす。初日はこれを3回繰り返し入浴をして就寝。 いつも通りぐっすりとよく眠れた。 2日目は6時起床、6時半から一回目の座禅。一日の最初には 全員で般若心経などを唱えてから始める。この日は午前3回午後 6回夜3回の合計12回の座禅。3日目は3回。合計24回座る のだが、一回が20分でその間に警策のピシッが入るので意外に 短く感じる。しかし休憩に入る時はやはり嬉しいものだ。不思議 に空腹感はほとんど感じない。 3日目の最後の座禅が終わるといよいよ複食に入る。先ず水を 350CC飲んでから同じ量の大根のゆで汁に梅干を三つほど 入れて飲む。それを2,3回。これが実に美味しい! そしてゆでた大根と生の人参にお味噌をつけて食べるのだが、 こんなシンプルな食べ物がこんなに美味しいのを初めて知り ずい分沢山食べてしまった。 その頃からいよいよトイレ通いが始まり、入れ替わり立ち代り トイレに立つ。そしてどんなのが出たか報告し合っては大笑い。 楽しい時間だ。便秘がちの人の宿便はタール状だったりして臭い もひどいらしいが、そうでなくても誰にも宿便は必ずあるそうな。 それを梅の酸がはがし大根の繊維が流すのだそうだ。 大体3回から5回ほどトイレに立つと誰もが終了するらしい。 その後ヨーグルトやオレンジジュース、みかん、一口ようかん、 豆乳で似たうどん、濃い蕎麦湯、ミルクティーなどが次々と出て おなかいっぱいになる。2,3日はまだご飯などは食べられず 普通食に戻るには少し時間がかかるので何を食べてよくて何が いけないかを教えて頂きペンションを後にした。 3ヶ月以内にもう一回受けたほうがいいとのことで4月9日~ 11日に2回目を受けることになっている。定員15名なので ご希望の方はどうぞ。2泊分の宿泊費も入れて料金は 19,000円也。 全員が先生にマッサージや整体をして頂いたり、副食も大ご馳走 でこの金額でいいのかしら、と思うお値段だ。 今日はまだ普通食には戻れないが、もうあまり食べ物に執着が なくなってしまった。体調は上々、気分爽快。

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