2005/04/15(金)04:41
ホタルの里のホタル祭り
久米にクメジマボタルという久米島固有のホタルが生息していますの。「世界にここだけ」という、いくつかの動植物の中の一つですが、現在、県指定の天然記念物ともなっており、実は、お店のある商店街に流れる2つの川の、上流にも生息しています。
以前は川に沿ってよく見られたものですが、最近では少し遠のいて、上の方へ出向かなければ見れなくなってしまいました。もしかしたら時々「お散歩に」と、流れてきているのかもしれませんが、街灯りで気づかないのかもしれませんね。
ホタルが生息する町として商店街はここを「ホタルの里」にしたいと思っています。ですから4年ほど前から「ホタル祭り」を開催し、通りの活性化へと繋げようと努力していますの。
「ホタル祭り」は娯楽の少ない島では、そこそこ人気のあるお祭りで、島の高校生や島出身の社会人ロックグループのコンサートライブを皮切りに、腕相撲やらエイサ-と呼ばれる太鼓の舞・子供達の民謡など、締めくくりのカラオケ大会まで、大変盛り上がります。
このお祭りを「ふれあい公園」と呼ぶ、海辺の野外ステージで行うのですが、お天気に恵まれれば、夕方のサンセットがバックグラウンドの、満天の星空が照明の、素敵なお祭りになりますの。
けれども、このロマンティックなシチュエーションを、実は誰もあまり気づいてくれないのです。何しろたいそう賑わうものですから、大方ステージに目を向けてしまいますので。
祭りのにぎわいをちょっと遠目に聞きながら、公園広場の隅っこで芝生に寝っ転がるのもまた良いのですけど・・・・。
ホタルの里のホタルのお祭り、きっと将来は数時間の灯りを消して、潮騒の音、満点の星、流れるホタルの魅惑の光と「静かなる1日」も、祭りと合わせて設定できるよう考えたいものですわね。
4月23日土曜日、クメジマボタルの盛りに開催される、商店街のお祭りです。