ノニの実

ノニの実を採取してきました。 　ひところ大ブレイクを起こしたノニは、つい２～３年前までは盗採が後を絶たず、島でもたくさんの木が根こそぎ剥ぎ取られていきました。 　役場などの「採取禁止」の立て看板や指導など、また園芸店で出回るようになったりして、あるいは島では大方の家庭で１本は植えられるようになって、ブームも次第に落ち着いてきたようです。 　盗採のあまりの激しさに、ノニの木が全滅するのではないかと大変心配されたのですが、今日、久しぶりにノニ自生地に入って、安心しました。 　生命力が強いことも薬効の大きさをあらわす条件ですが、そのたくましさは人間のずるさを超えていました。 　大きなノニの木はなるほど、持ち運ばれてなくなっていたとは言え、多分残された小木達が成長し、ノニの実をたわわに実らせていましたもの。 　今では実を採取する人たちも、十分気を使って採取している様子です。 　私も、できるだけ白く熟した実を摘み取り、１時間ほどヤブを散策して帰ってきました。 ノニの実は丁寧に洗って乾燥させ、熱湯消毒した広口のビンに入れて発酵させ、実から出てきたエキスを使用します。 　カップに黒糖をお湯で溶かし、ノニエキスをキャップ１杯くらい入れたり、黒酢やもろみ酢など、またブルーベリーの果汁や味の濃い飲み物などに良く合います。 　広く知られているノニの効用は、 アレルギー・関節炎・喘息・ガン・免疫不全症・糖尿・心臓病・高血圧などあらゆる病気に効果があると言われていますが、周りで使用している人たちの話では、糖尿と高血圧、傷などの塗布剤としての効果が一番でした。