あの騒ぎについて
今年に入ってから、いろんなニュースで慌ただしいですね。食品偽装や、バスの事故、政界の不祥事とかいろいろありますが、何といっても、日本国民が一番関心を持ったのは、SMAPのことじゃないでしょうか。あの、レギュラー番組内での生会見は、釈然としないものがありました。日本人て、基本的に判官びいきなんですよね。業界的には、あの4人は不利な立場に立たされているんだろうけど、一般的な世論は、4人に同情的だと思います。キムタクを批判するつもりもないし、家族を守りたいという気持ちは当然の感情だと思うけれど、私は昔から中居くんのファンなので、そりゃあもう心配ですね。これからどうなっていくのか。メンバーそれぞれ魅力的だし、頑張って欲しいなあと思います。余談ですが、近年中居くんの次に、自分の中で赤丸急上昇なのは、草なぎくんです『スペシャリスト』も結構面白いなあと思いますが、昨年のちょうど今頃にあってた『銭の戦争』は、ハマっちゃいました。草なぎくんの持ち味は、飄々とした雰囲気。『銭の戦争』は、家族も、仕事も、お金も地位も名誉も、婚約者まで何もかもを失って、どん底から這い上がって、父を自殺に追い込んだ金融業者の社長に復讐を企てる役どころでした。こういうふうに書くと、とてもドロドロしてるような感じなんですが、実際は、悲壮感はそれほどかんじられなくて、飄々としていて、見てて逆に爽快感すら感じたんですね。ただ、恩師宅に居候させてもらって、食卓で普通にご飯を食べながら、10億円を盗む計画を考えてるというのがすごいなって狂気を感じるなって。草なぎ君てそういう役が似合う。ちょっと浮世離れしている雰囲気が漂っていて。タロットカードに、『愚者』というカードがあるんだけど、そんな感じ。何事にもとらわれない、権力欲とかそういうものとは無縁の、不思議な雰囲気があるなあと思うんですよね。『愚者』というのは、実は私が一番好きなカードです。タモさんに気に入られているというのも、何となくつながる気がします。あのタモさんが、年末年始に自宅に招き入れて、手製のカレーをご馳走するなんて、よっぽど気に入られている証拠ですよ。ビッグな人に取り入ろうみたいな下心が感じられないから、気が許せるというか、癒されるんだと思う。ややもすると、キムタクや中居くんに目が行きがちだけど、実は何気に草なぎくんもスゴイなと最近思いますよ。