2016/11/09(水)23:01
リノベーションの設計で最も重要な「風」のコントロール
今日はリノベーションの話。
以前住んでいたのは、いわゆる田の字型のマンションでした。
北側の中心に玄関があり、廊下の左右に個室。
個室の窓を開けていても風の通りが悪く、玄関を開けた瞬間にビューっと風が通るので、すごくもったいないなあとずーーーっと思っていました。風って、90度の角度を曲がるのはあんまり得意じゃないんですね。
で、リノベーションする時は、風が通り抜け、空気が澱むところがない家を目指しました。
寝室の窓から・・・
リビングの窓まで一直線。
・・・っていうところまでは、前にも書いたことがあったと思いますが。。。
寝室から見て、向かって左側の洗面所、の、上の部分。
抜けてるのが分かるでしょうか??
20センチほど開いてまして、お風呂上りにドライヤーかけたりした時に湿気がこもらないようにしています。なので、お風呂上りも洗面所のガラスが曇ることはほとんどありません。
夜はこんな感じ。
で、洗面所の奥はバスルーム。
ここも、まっすぐ風が抜けるように、リビング側にインナーサッシをつける設計にしています。
お風呂場には、二ヶ所の窓があるので、リビングに湿気を入れたくない時は、こちらを全開に。
風のない日は、サーキュレーターで強制換気。あっという間に乾きます。
サーキュレーターをつけていなくても、カーテンがそよぐくらい風が通ります。
風が通り抜けない唯一の部屋が、キッチン脇のゲストルーム。
こちらも空気がこもらないように、開閉できる窓を4つ設置しました。
風通しを計算して作ったこの家は、夏本当に涼しくて、今年の夏は夜エアコンつけて寝たのはほんの数日でした。
しかし窓が多く、屋上への吹き抜けもある我が家。これからの季節は寒さとの戦いです。。。
工夫しながら今年の冬も乗り切りたいと思います。
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