今日は地元の書店で雑誌 Pen を購入しました。 今回は 「広告のデザイン」 特集の第2回目ということで、時代を拓くクリエイターと代表的な作品の数々が紹介されています。
私が普段作っている書籍の広告とは違って、色鮮やかで印象に残るデザイン、そしてインパクトのあるキャッチコピーは見ていてとても面白いです。 なかでも、 としまえんのプールの広告 「プール 冷えてます」 や、 日清食品の 「hungry ?」 の広告を手掛けた、 アートディレクターの大貫卓也さんの広告は特に印象に残りました。
書籍の広告では、 本のカバーデザインを載せたり、 文字だけといった場合が多いので、限られたスペースでどれだけ印象づけられるかということに、いつも苦労しています。 特に自分独りで考えていると毎回似たようなパターンのものになってしまったり、思わぬ記載漏れや誤植が起こったりするので、なるべく多くの人に目を通してもらって意見を頂くことが大切ですね。
広告のデザインとは全く話が変ってしまうのですが、私の家の近くに、分譲地として売りに出されてから かれこれ1年近くになる土地があります。 値段のこともあるのでしょうが、駅から遠いことや土地の形が少し歪なことも、なかなか買い手が見つからない要因なのかもしれません。
そのこと自体は私にとって特に関心事ではないのですが、その分譲地に立てられた広告 (旗) に書かれている文章を見る度に、 私はいつもクスッと笑ってしまいます。 それはなぜかというと、 その旗には 「好評分譲中」 と書かれているからです。
売りに出されて1年近くも買い手が見つからないのに “好評” というのはどうなのかなぁ~ と。 売ろうとしている側の、少しでもこの土地をアピールしたいという気持ちはよくわかります。 でも、 “売りたいものにダイレクトに広告を付ける” という宣伝の場合は、 その広告が正しいことを言っているのかどうかが一目でわかってしまうので、この旗の文面は変えた方がいいような ・・・。
でも私にとっては、通勤途中で毎日目にする笑える広告なので、買い手が見つかるその日まで、このままであってほしいような気もします。