久しぶりに日本橋の丸善に行ってきました。 丸の内オアゾ にある丸善もよく利用するのですが、ここ日本橋の丸善も私のお気に入りの書店の一つです。 本棚に並べられたり平積みされている本を眺めていて感じたのは、やはりiPadやKindle、電子書籍をテーマにした本が客の視線に入りやすいところに置かれているなぁ、ということでした。
帰り道、そんなことを振り返りながら車を運転する中で、 「本ができること、できないこと」 について、改めて考えてみたいという気持ちになりました。
本は・・・
・ 実体として手に持つことができる
・ 異なる本には異なる質感があり、それを手触りで感じることができる
・ 文字や文章を様々なフォントで表現することができる
・ 紙とインクの香りがする
・ 開いて、めくって読む
・ 線を引いたり、書き込むことができる
・ 読みかけのページには しおりを挟む、ページの端を折る
・ 連続的にパラパラとめくることができる
・ 好きなページをすぐに開くことができる
・ 必要なページを切り取ることもできる
・ 装丁を楽しめる
・ 著者にサインを書いてもらうことができる
・ 本棚に並べることができる
・ 自宅やショップのインテリアにもなる
・ 持ち運びができる
・ 書店や古書店で買うことができる
・ リサイクルや古書店に出すことができる
・ 貸し借りができる
・ プレゼントすることができる
・ モノを挟むことができる
・ 冊数が多くなると かさばる、置き場所に悩む
・ 電源はいらない
・ 動画は入れることができない
・ 索引はあるが、検索の機能はない
もっともっと他にもあるかもしれません・・・。
ここでは 「本」 だけについてざっと挙げてみたのですが、 「電子書籍」 についてもこうして書き出してみることで、「本」 と 「電子書籍」 の類似点や相違点、それぞれが持つ可能性や現状での限界が見えてくるような気がします。