Google が提供しているフリーの電子書籍製作ソフト Sigil 。 英語表記なので最初は戸惑ったのですが、ボタン操作や機能がシンプルなので、いろいろと触っているうちに、(まだ使い始めてから1ヶ月も経っていないのですが) 少しずつ慣れてきました。
実は、Sigil をダウンロードするまではよかったのですが、肝心の、電子書籍化する原稿 (素材) をどうしたらよいだろうかと、結構悩んでしまいました。 Sigil は text はもちろんですが、 html 形式も読み込めるので、単に自分のパソコンで試作品を作るだけなら、ネット上に山ほど素材があるのですが、折角取り組むなら、やっぱり自分が書いたものにしようと思い直し、今は院生のときに書いた修士論文を電子書籍化してみることに取り組んでいます。
本文は言うまでもなく、 (一部の図を除いては) 図や表も著作権は私にあるので、どう調理してもいいやと、電子書籍化の良い実験素材となっています。 それなりにボリュームもあるので、論文の電子書籍が完成する頃には、Sigil の操作も習得できるかなぁと思っています。
毎回作業を終えるときに、(とても他人には見せられない) 自分の顔写真をカバーデザインにした作りかけの電子書籍を Adobe Digital Editions を使ってライブラリに入れてブックシェルフに並べ、それを開いて仕上り具合いをチェックしています。 これもちょっとした楽しみの一つです。
何でもそうだと思いますが、周囲から強制されて仕方なくといった感じで取り組むとモチベーションも維持できにくいものですが、帰宅してから自分のペースでコツコツと取り組んでいるので、とても楽しいです。
少し慣れと知識が必要ですが、 Sigil はフリーで使えるソフトなので、 自分で電子書籍を作ることにトライしてみたい方はお試し下さい。