そのまんまでいい
娘と一緒に映画を観に行きました。観たがっていた映画のチケットが売り切れだったので、(ケアンズでもこんなことがあるんだ、と驚き)第2候補だったMarley & Meになったのですが、予想以上に素敵な映画でした。めちゃくちゃヤンチャなラブラドールと、飼い主ファミリーのお話。このワンちゃんに手を焼く主人公は新聞のコラムニスト。ワンちゃんネタが大成功で、社会的に成功していくんです。(そういえば、一時、自分の出産、子育てネタで一躍売れっ子になった漫画家とかエッセイストがいましたね)奥さんは赤ちゃんを産んで、記者としてのキャリアを断念。犬と子どもの世話にヘトヘトで、ずっとイライラ。そのシーンは、10年前の自分と思い切り重なりました(笑)「あなたは何も諦めてないけど、私は今の私を形成したすべてを捨てなきゃいけなかった気がする!結婚と子育てがこんなに大変なんて知らなかった!」って、すごいリアルな台詞だな~と思ったら、このお話は実話だそうです(笑)ストーリーの中には、ワンちゃんの破天荒ぶりの他、40になった主人公のキャリアでの悩み、それに対するファミリーとしての対処などが描かれていて何か、年齢といい、ラブラドールを飼っていることといい、とても身近に感じました。奥さんの気持ちもダンナの気持ちも何かわかる。みたいな。そして、子ども達が育っていき、幸せなファミリーにワンちゃんの最期の時が訪れる…と言う悲しい展開。胃がねじれてしまって、手術、でも老齢だから助からないかも、という流れが2年前に死んでしまったうちのドーベルマンとまったく一緒!そういえば、あの子も本当にヤンチャで犬の訓練学校でもいつも笑われていたなあ。(落第もした)色んな思い出が押し寄せてしまい、涙が…。こんな犬が家の中にいて、こんなに色々な物を破壊されたら頭に来ると思いますが、最期はやっぱりI love youという一言なんですね…。私の涙クライマックス!そう、どんな子でも、そのまんまで良いのです!愛は無条件。私が感動したのは、そこな気がします。この主人公はコラムニストとしてのやりがいをなくして、新聞のレポーターになるのだけれど、ここでも葛藤。たぶんこの後ワンちゃんのことを本に書いたんでしょうね。(本は、Merleyのはちゃめちゃぶりがメインらしい)ペットと、こういう出会いもあるんだなあと思いました。命ある限り、我が家の2 Boysも精一杯可愛がろうね!と娘と息投合して家に帰りました