2007/10/15(月)06:07
尾瀬、燧ヶ岳(百名山)に登ってきました。
秋の燧ヶ岳登山
今年、春の雪の中に続き2回目の燧ヶ岳、登山になりますが、やはり東北で最も高い山はやはり素晴らしい。
植物観察の意味では至仏山の方が興味深いところがありますが、隆起によってできた至仏山よりも、火山活動でできた燧ヶ岳のほうが登った時の景観が男性的な荒々しさを感じます。
また頂上付近から尾瀬沼、尾瀬ヶ原の両方が眺められるのも良いです。
今回のコースは、大清水から三平峠を経て尾瀬沼、長英新道で燧ヶ岳、見晴新道を下って白砂峠を経て尾瀬沼に戻り往路と同じ道で大清水に戻る、距離29.1km、累計標高差(+)1945m、出発から帰着までの時間が11時間12分とちょっとハードなコースになりました。
当初の計画では、尾瀬が原を突っ切って鳩待峠に抜けようかと思っていましたが、見晴に下りた段階で大清水までのバスの時間が心配(調べていなかった)なので大清水に戻ることにしました。
出発の時間が遅れたことと、植物観察に時間を掛けたのがネックになったが、一日に歩ける距離や、歩行コースを考える良い機会になりました。
燧ヶ岳は針葉樹が多く、紅葉を楽しむ山ではないかと思いましたが下から見ても真っ赤に紅葉している部分が見えます。
登ってみると森林限界付近では、赤いのはナナカマド、ダケカンバも黄色く染まっていました。
頂上からみる、尾瀬沼の周辺の大江湿原や朝湖湿原、尾瀬ヶ原も草紅葉に染まっています。
そんな燧ヶ岳も北西斜面には今朝の冷え込みで霧氷が付きハイマツも真っ白になっていました。
今回のコースで一番、紅葉が綺麗だったのは、見晴のブナ林。
ブナの黄色が主体ですが、ナナカマド、オオカメノキ、ツタウルシなどの赤がアクセントになっています。
私が尾瀬に入る時は、常に尾瀬ボランティアとしての活動も伴いますが、今回もでゴミ拾いを行いました。
これが一日の戦利品。(笑)
登山者のマナーの良い尾瀬と言われますが、これだけのゴミがあります。
また燧ヶ岳の登山道で、スポーツタオル2枚、ジャージのパンツ1着、折りたたみ座布団1枚が放置されていました。
これについては帰りに持ち帰る物と判断して、回収しませんでしたが持ち帰らなければ大きなゴミになります。
そんなにゴミ袋に入りません!!
最後にお願い。
ゴミで多いのが、キャンディーの包み(特に開封時の切れ端)、山小屋の弁当の輪ゴム、タバコの吸殻(今回は携帯灰皿ごと)などです。捨てるつもりではないのでしょうが落とせばゴミなので・・・分かっていれば落とさないですみますね。
それと燧ヶ岳や至仏山など山に登る前には、トイレに入って行って下さい。キジ撃ちのペーパーまでは面倒みきれませんから。
食べ物のかすも、梅干の種、ミカンやゆで卵の皮、スナック菓子、捨てても土に成ると思っていませんか?半年雪に埋まり気温の低い尾瀬ではなかなか腐らないので捨てないように、お願いします。
富士山が世界遺産にならなかったのは、「ゴミの山」だからなのですから・・・
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アウトドア DeepLinker
尾瀬の入り口戸倉温泉 「マルイ旅館」アットホームな雰囲気がお気に入り、トレッキングの疲れも大浴場で癒せます。
旅館専用の体育館もあり夏合宿にも最適ですよ。