2008/05/18(日)05:56
山には花が一杯 93 ヒトリシズカ(一人静)
ヒトリシズカという名前のせいか、思わず見惚れてしまう
静御前が吉野山で舞を舞った姿の美しさにちなんで名付けられたと言われていますが、葉の開き切らない株を見ていると、手を挙げて舞を踊っている雰囲気があります。
派手な花弁を持つ綺麗な花ではありませんが、春の芽吹きの頃に ヒトリシズカの清楚な花を見つけると思わず見惚れてしまいます。
フタリシズカ と言う花も、わずかに遅れて開花しますが、大柄なフタリシズカと比較すると、ずっと繊細で女性的な感じがします。
ヒトリシズカ(一人静)
●学名 : Chloranthus japonicus
●科名 : センリョウ科
●属名 : チャラン属
●花言葉 : 隠れた美徳
●名の由来 : 静御前が吉野山で舞を舞った姿の美しさにちなんで。
●特性 : ・北海道、本州、四国、九州と広い地域に分布し、林床や森の縁など、通常は影になるような所に自生する多年草。
・花期は4月~5月
・地下から伸びた茎は赤紫色、上方に向かい合わせの葉が2組計4枚が一ヶ所に輪生状に生える。
・葉には光沢があり、縁には尖った鋸歯がある。
・花は白い歯ブラシ状(穂状花序)の花が柄の上につく、花には花弁と愕はなく白い雄しべが糸状に重なり合うように水平にでる。
・雄しべは3本セットになっていて、基部に花粉と雌しべが付いている。
・H20.5.11赤城山山麓にて撮影。
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